ストーカー加害者にGPS装着...自民調査会が提言、専門家は「受診・カウンセリングの義務化が先」と指摘

「GPSの装着ですべてを守れるわけではない」

   GPS装着とともに大きな柱である治療・カウンセリングの受診義務化について課題がある。2024年の1年間に警察が働きかけた加害者の9割が受診を拒否しているというのだ。先の池袋ストーカー殺人事件の元交際相手の男も過去に1度逮捕され、カウンセリングを拒否していたことがわかっている。

   元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三さんは「優先順位は受診・カウンセリングの義務化が先だと思う。今回の池袋の事件の容疑者の特徴は被害者に強い執着がある、自分も拡大自殺をする強い意志がある、このような者にGPSをつけたとしても簡単にはずされてしまう恐れがある。GPSの装着ですべてを守れるわけではない。しかも、このGPSの監視を誰がやるのかという受け皿の体制も作らなければいけない。現行法の中で出来るのは、カウンセリングを義務化するのが優先すべきではないかと思う」と話した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

1 2
姉妹サイト