スレッズで「ルパン品ロレックスもあります」→実は「盗品」 隠語登場の背景に「販路開拓」と「詐欺」の可能性

犯罪グループにとってスレッズはXよりも使いやすい

   こうした「ルパン品」の購入を募る投稿は、Xでは見られず、スレッズでは見られる。多田氏は、犯罪グループにとってスレッズは、Xに比べて使いやすいツールなのではないかと指摘する。

「(犯罪に関わる投稿について)Xは非常に厳しく、警察の目も相当あって、削除要請もあるんだろうと思います。犯罪グループは警戒の薄いところを狙ってやってくる。スレッズは比較的警戒が薄いのかも知れません」

   また、Xでも盗品売買の募集はあるが、すぐに削除されるため、見られない可能性もあると指摘した。

   スレッズで売買されている盗品を見ると、高級腕時計が多い。中には1つの投稿で複数出品しているものもある。高級腕時計の市場調査プラットフォーム「WatchCharts 」によると、中古の高級腕時計の市場価格は、20年頃から急速に上昇。22年をピークに一度落ち着くが、25年頃から現在まで再度値上がりしている。

   多田氏は、「今、高級時計を騙し取られたという方は非常に多い」と指摘する。なかには、転売した高級腕時計の代金支払いが会社の倒産により止まるというケースもあり、こうした場合には詐取と証明するのが難しいという。

   多田氏は、「騙し取っているということは、それを売って現金化しないといけない」とし、そのためSNSでの売買につながると説明した。一方で、SNSでの売買が目立つということは「犯罪グループの売る販路が狭まり、取ったはいいけど、売れずに手元に残っちゃっているっていうことの表れかなと思います」と推測した。

   多田氏は、こうした盗品売買に巻き込まれないためには、「気軽に連絡を取らないこと」が重要だと指摘する。「一度連絡を取ってしまうとどんどん引っ張られてしまう。個別でやり取りしてしまうということ自体が巻き込まれる可能性になります」と注意喚起した。

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