高市首相は「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ」「旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える」とする皇室典範改正案を今国会で成立させる方針だが、2026年6月24日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」は「急ぎすぎなんじゃないか」と取り上げた。「急発進、急加速という感じ」ゲスト出演した元宮内庁職員の皇室解説者・山下晋司氏は、「ここへきて急発進、急加速という感じ」と指摘し、天皇陛下もお望みではないだろうと解説した。陛下は先般、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでいます」とかなりはっきりと語っておられる。山下氏は「陛下としてはいっぱいいっぱいというか、お立場がありますので、あまり踏み込んだことはおっしゃらないですけど、そんななかでも、おそらくとしか言いようがありませんが、陛下は今の案は国民の理解を得られていないと思っておられるんじゃないかなと。そういうお気持ちが入っているようにも、私は感じました」と説明した。「皇族数の確保という議論だけが進んでいる」ANNの世論調査では、「女性皇族の身分保持」は賛成70%、反対10%だが、「男系男子の養子」は賛成45%、反対31%と割れている。水曜コメンテーターの浜田敬子氏(ジャーナリスト)は、「今の政権内で、しかも今国会で急に決める問題なのか」と首を傾げ、国民がモヤモヤしているのは「皇位の安定的な継承という本丸の議論をしていないで、皇族数の確保という議論だけが進んでいることも一つの要因じゃないか」とコメントした。皇位の安定的継承とは女系・女性天皇を認めるのかどうかという論点もある。山下氏も「大本を決めないから議論がおかしくなる」とうなずいた。レギュラーコメンテーターの玉川徹氏(ジャーナリスト)が休みのためピンチヒッターで登場した共同通信編集委員の太田克昌氏は「自民党幹部の中にも、次の参院選挙の後でいいんじゃないか、2年後の。ゆっくり議論しようという(幹部も)、少数派ですが、います」と伝えた。今国会は7月17日まで。憲法第1条の天皇に関する重要課題を、そんな短期間の議論で決められるものなのか。(シニアエディター関口一喜)
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