プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年6月25日にユーチューブを更新し、阪神・立石正広選手(22)の打撃不振の原因について、「悪循環の塊」との見解を示した。
「攻めがインサイド中心に変わってからパニクった」
創価大学出身の立石は、25年ドラフト会議で阪神から1位指名を受けて入団した。
ルーキーイヤーの今季は、2軍で開幕を迎え、5月19日に1軍に昇格。22日からの巨人3連戦では、14打数7安打5打点の活躍を見せた。
1軍昇格以降、スタメンでの起用が続いたが、打撃が徐々に低迷していった。5月26日から開幕したセ・パ交流戦でも調子が上がらず、6月16日の西武戦では4打数4三振。翌日17日に出場選手登録を抹消された。
期待のドラ1は、なぜ打撃不振に陥ったのか。高木氏は「華やかな活躍をしたのが巨人3連戦」と切り出し、次のように不振の原因に言及した。
「右に本塁打を打ったりとか。(当時は)外角を中心に攻められた。もう言うけど、(攻めが)インサイド中心に変わった。それからパニくった。前に(動画の中で)言ったが、『インサイドに3つ決められたら、終わりでいいから帰って来いと。だけど、必ず打てるボールがある』と。好きな外の甘めのボールとか。それすら見えなくなっていた。インサイドしか頭になかった」
現役時代、打率3割超えを複数回記録した高木氏。自身のルーキーイヤーの経験をもとに、立石の打撃を分析した。
「ファームでやらなくてはいけないのは、苦手の克服よりも...」
「苦手なところを振り過ぎると、バッティングが狂う。体が開いたりとか、ボール球に手を出したり。もう、悪循環の塊だったね。だから、『インサイドに3つ決められた終わりでいいです』みたいな。ルーキーは、それくらい居直りができない。なんとか結果を出さなくてはいけない。ましてや甲子園での打率が低すぎる。だから甲子園で打たなければいけない。焦る。悪循環の塊」
そして、こう続けた。
「ファームでやらなくてはいけないのは、苦手の克服よりも、今は打てるところの確実性を求めた方がいい。おそらく、苦手なところを克服しようとしてやっていると思う。今はやらなくていい。シーズン中だから。克服していくのはオフ。今やったら1軍に上がっても無理。(打撃不振の)原因は、とにかく内側を攻められるという印象を、各チーム、各投手が与えたということ。これはもたない。しょうがない」
今季は1軍で22試合に出場して、打率.202、2本塁打、9打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.519と低い数字となっている。期待のドラ1の1軍再昇格はいつになるのか。2軍でのパフォーマンスに注目が集まる。