サッカーW杯・チュニジア戦で日本が完勝すると、東京・渋谷のスクランブル交差点は、若者らが繰り出して大混雑し、テレビ各局もその様子を繰り返し伝えた。TBS系の報道・情報番組「THETIME,」も、そのお祭り騒ぎの映像を流したが、その中で5秒ほど流れたボカシの正体がX上で話題になっている。韓国では、日本の軍国主義の象徴だと批判されるが2026年6月22日放送の「THETIME,」では、各局同様に、前日に行われたチュニジア戦の特集を組んだ。該当のシーンが流れたのは、午前6時30分過ぎのことだった。試合後にスクランブル交差点で小躍りする若者らの姿を映した後、交差点を上から撮った映像を流した。「試合終了のホイッスルと同時に集結したサポーター」とアナウンスで紹介し、交差点内の映像を拡大した。すると、6時36分のところで、日の丸の旗を持った若者のそばに、いきなり白いボカシが入った。よく見ると、何か赤いものを隠しているような案配だ。「徐々にサムライブルーに染まっていきます」こんなアナウンスが流れた後、交差点内の映像が別のシーンに切り替わった。ボカシのシーンは、5秒ほどで終わり、警視庁のDJポリスがパトカーの上に立って、若者らに呼びかけている映像に移った。このシーンはその後、23日になって、X上で大きな話題になった。ボカシが入った映像について取り上げられ、TBSは旭日旗にボカシを入れているのではないかと指摘された。旭日旗は、海上自衛隊が艦船に掲げるなど、日本では、日常的に使われている。しかし、韓国では、日本の軍国主義の象徴だとして、メディアが批判的に報じている。旭日旗にボカシを入れたかは、明らかにならず今回のW杯でも、チュニジア戦のスタジアム内で旭日旗を使った日本の応援が見られたとして、韓国メディアが国内で大学教授らが批判した動きなどを取り上げている。主催者のFIFAに抗議して再発防止を求めたともいう。日本では、こうした韓国の動きを疑問視する向きも多く、TBSが旭日旗にボカシを入れた疑いを指摘した投稿は、4万件以上の「いいね」が集まった。「どこに気を遣ってるの?日本の放送局が」「何に配慮してるのか分からない」などと、TBSに対する疑問や批判も相次いでいる。番組で旭日旗にボカシを入れたというのは、本当なのか。もしそうだとすると、それはなぜなのだろうか。この点について、TBSの広報室は6月25日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように回答した。「様々なご意見があることは承知しております。番組の制作過程については従来お答えをしておりませんが、特定の意図があったわけではありません」旭日旗にボカシを入れた事実はあるのかを確かめたが、この回答がすべてだとして、何にボカシを入れたのかは明らかにならなかった。(J-CASTニュース編集部 野口博之)
記事に戻る