通常のバス料金1200円が「無料」に
県の担当者は、事業の意図として、約135億円にものぼる国際線運航に伴う経済効果をより拡大させることや、松山空港からの主な移動手段がリムジンバスに限られており、国内・県内の利用客を妨げないかたちで訪日外国人の受け入れ環境を整えるため、無料バスを運行している事情があると説明した。
県の2023年9月補正予算案を見てみると、韓国人旅行者専用無料送迎バスの運行(定期便で運行していたのは韓国向けのみ)に868万円を計上。これは、通常であれば、空港から道後温泉まで1200円かかるリムジンバス料金(26年6月時点)を県と松山市が負担するものだ。
中村時広・愛媛県知事は24年4月の記者会見で、この利用促進策に触れて「好評だと聞いている」と話していた。
その後も、24年6月の補正予算案では送迎バスに1272万円計上し、25年6月補正予算案の事業概要項目の中で「専用無料送迎バス運行」と記載されている。担当者によると、25年度のバス利用者は約22万人だという。
今後については「県内のバス事業者や県民の声を聞きながら、どういったかたちがよいのか、当然検討はしないといけない」と話した。