「ビッグマック指数」日本と東南アジアを比べると
では本当に、東南アジアに日本より物価の安い国は「ほぼない」のだろうか。データで検証してみよう。
まず参考になるのが、英誌「エコノミスト」が考案した「ビッグマック指数」だ。マクドナルドのビッグマック価格をドル換算で比べることで、各国の購買力などの目安を測る指標として知られている。
2026年のデータでは、日本のビッグマックは3.03ドル(約490円)。これに対し、シンガポールは5.78ドル(約934円)、タイは4.30ドル(約695円)、韓国は3.74ドル(約605円)、マレーシアは3.39ドル(約548円)で、いずれも日本より高い。
一方で、ベトナムは2.89ドル(約467円)、フィリピンが2.84ドル(約459円)、インドネシアが2.52ドル(約407円)、台湾は2.47ドル(約399円)。ビッグマックの価格で見る限り、日本より安い国は複数ある。GACKTさんは台湾について「えぐい」と表現していたが、この指標ではむしろ安い部類に入る。
もっとも、ビッグマック指数は大まかな指標でしかない。国によってサイズや税率などが異なり、マクドナルドは地域によって「高級な外食」として高価格帯で扱われていることもある。さらに、価格競争や材料への補助金の有無によっても価格が変動する。