サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で韓国代表の監督を務めたホン・ミョンボ氏(57)を巡り、韓国人俳優が「涙でも流していれば、国民は皆許しただろうに」と嘆いた。地元メディア「XPORT NEWS」(ウェブ版)が2026年7月5日に報じた。
李在明大統領はXで「無能な人を指揮官に選べば結果は明らか」
記事によると、サッカーファンになって50年となるベテラン俳優のカン・ブジャさん(85)が、ユーチューブ動画で、今大会のホン氏の采配などに言及した。
今大会、グループAの韓国は、第1節(6月12日)のチェコ戦を2-1で勝利し、白星発進した。
第2節(6月19日)は、地元メキシコと対戦し0-1の惜敗。南アフリカとの第3節(6月25日)は0-1で敗れ、決勝トーナメント進出は他チームの結果次第となったが、結局グループリーグ敗退となった。
決勝トーナメント進出を逃したことに対し、地元メディアは、ホン監督とサッカー協会を痛烈に批判した。さらに、韓国の李在明大統領(61)が自身のXで「無能な人を指揮官に選べば結果は明らかです」などのコメントを発表する事態に発展した。
結局、ホン監督はグループリーグ敗退が決まった後、監督を辞任した。
同メディアによると、ホン氏を現役時代から知るカンさんは、「涙でも流していれば、国民は皆許しただろうに」と語り、「ホン・ミョンボといえば、昔(02年日韓W杯スペインとの準々決勝で)PKを決めた。その英雄がこのように地に落ちてしまった」と嘆いたという。
帰国時にファンから罵声、SNSでは誹謗中傷、襲撃予告も
ホン氏は元韓国代表DFで、W杯4度出場を果たした国民的英雄だ。02年W杯日韓大会準々決勝のスペイン戦は、PK戦にもつれ込み、ホン氏が5人目のキッカーとしてPKを決め、チームを勝利に導いた。
現役引退後は指導者として代表チームの指導に当たった。14年W杯ブラジル大会で代表監督を務め、1分け2敗でグループリーグ敗退した。
監督として2度目のW杯で、またも決勝トーナメント進出を逃したホン氏。6月30日に代表選手らと帰国した際、韓国・仁川国際空港で待ち受けた多くのファンから罵声を浴びた。SNSでは、ホン氏への誹謗中傷があふれ、襲撃予告もあったという。
複数の韓国メディアによると、ホン氏は3日に家族が滞在している米ロサンゼルスに向かったという。