プロ野球中日の元ヘッドコーチの片岡篤史氏(57)が、2026年7月15日にユーチューブを更新し、野球解説者の高木豊氏(67)と岩本勉氏(55)とともに、シーズン途中で監督が辞任した巨人の現状について検証した。
「前監督と今の代行監督は、とても信頼関係ができている」
巨人は今季、阿部慎之助監督(47)体制でスタートを切った。ところが、阿部監督が家庭内のトラブルで5月26日に監督を辞任。同日のセ・パ交流戦から橋上秀樹監督代行(60)が、チームを指揮している。
スポーツ紙の報道によると、巨人の山口寿一オーナーは、橋上監督代行に今季最後まで監督代行としてチームを指揮してもらうよう依頼したという。
阿部監督辞任直後のセ・パ交流戦では、10勝6敗2分けと、セ・リーグ球団で唯一、勝ち越した。
チームはこの勢いを持続し、阪神、ヤクルトと首位争いを演じている。15日時点で、貯金「6」のリーグ2位。首位・阪神とは1ゲーム差となっている。
動画でMCを務めた高木氏が「途中で監督が代わった影響は?」と問うと、岩本氏は次のように語った。
「前監督と今の代行監督は、とても信頼関係ができていて、大きく野球が変わることはないと思うが、(選手への)伝え方は全然違う人だと思う。選手たちが硬く構えなくなった。前監督は、どちらかというと厳しい方が前に出ていた。だいぶ変わったと言われていたが、橋上さんに関しては、独立リーグでの指導法とか見たりして、今どきを理解している人が、新しい選手の持っている潜在能力をうまく引き出していると思う」
橋上氏は現役時代、ヤクルトなどでプレーし、名将・野村克也監督の指導を受けた。現役引退後は、楽天で野村監督の右腕としてヘッドコーチを務めた。独立リーグでの監督経験もあり、長年にわたり指導者としてキャリアを積んできた。
「橋上監督代行を中心にしてコーチ陣が知恵を」
このような背景を踏まえ、片岡氏は持論を展開した。
「(橋上監督代行は)現役時代は左キラーだったが、どちらかというと、野村さんの下で、後(途中)から出てくる選手として野球を見ていたと思う。野村監督と選手、野村監督とコーチということで、いろいろなことを吸収されたと思う。独立リーグで監督をされたこともあるし、今は伝え方が難しい時代。そういう面で、生え抜きバリバリの主力から監督になった阿部と、いろいろなところでやってきた橋上さんの伝え方の違いかな」
そして、高木氏は「阿部監督というのは、決定権も全て阿部監督一択で良かったと思う。阿部監督がいなくなって、みんなが危機感を持った。だから、橋上監督代行を中心にして、コーチ陣が知恵を出してきた。そこら辺が上手くいっているのかなと思う。いい方に流れてよかった」と語った。
阿部監督がシーズン途中で辞任するという異例の事態に直面しながら、チームを指揮する橋上監督代行。リーグ優勝、日本一に向け、このまま突き進むのか。その手腕に注目が集まる。