30億円かけた「POPOPO」半年で終了...国産デジタルサービスもう無理か AIに政府が1兆円投資の勝ち筋は

mixi、ニコニコ、検索エンジンも...海外サービスに連敗の歴史

   国産SNSの苦戦は、POPOPOに限らない。

   2004年に始まったmixiは、招待制SNSとして一時代を築いたが、その後XやFacebook、Instagramなど海外発サービスの普及によって王座から転落した。Yahoo! JAPANがmixiの対抗馬として展開した招待制SNS「Yahoo! Days」も定着できず、2011年に終了している。

   GREEやDeNAのMobageは存続しているが、SNSとしての存在感は薄れ、ゲームプラットフォームとしての性格が強くなっている。

   動画投稿サービスでは、2006年に始まったニコニコ動画が「歌ってみた」「踊ってみた」などの独自の創作文化を生み出し、ボーカロイドブームとも交わって隆盛した。現在も根強い利用者を抱えてはいるが、一般的な動画投稿サービスの王者はYouTubeであり、大きな差がついてしまった感は否めない。

   検索エンジンの歴史は、より象徴的だ。NTT系の「goo」は1997年、東芝系の「FreshEye」は1998年に始まり、ともにGoogleより早く日本語検索を提供した。しかし、世界規模でデータを集め、検索広告の利益を技術開発へ再投資するGoogleには対抗できなかった。

   一方で、PayPayやメルカリ、楽天市場など、国内で生まれて定着したサービスもある。LINEも韓国企業の日本法人が日本市場向けに開発し、生活インフラと呼べる規模まで成長した。「日本発」だから必ず失敗するわけではない。

   しかし、SNSはXやInstagram、動画はYouTubeやTikTok、ショッピングはAmazon、映画やドラマはNetflixと、日本人のデジタル生活が海外サービスに大きく依存しているのは事実だ。

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