「勤務中の配信はいけない」「ルール違反」と批判
その説明によると、介護スタッフは7月22日21時ごろ、夜間勤務中に自らのスマートフォンを使って、施設内から20分ほどTikTok上でライブ配信を行った。配信では、施設利用者2人について、姿は映っていなかったが、このスタッフが名前を口に出して呼ぶ音声が含まれていた。施設の聞き取りに対し、スタッフは、「夜勤中で寂しさや不安があった」と動機を述べたという。しかし、同社は、「職務専念義務に著しく反する言語道断の行為」だと指摘した。
スタッフは、このほかにも、25年1月ごろから、勤務の休憩時間中に施設内で撮影した動画をTikTok上で12件投稿していた。これらの中では、利用者3人の後ろ姿が映り込んでいたという。
ライブ配信に対しては、「勤務中の配信はいけない」「ルール違反である」との声が寄せられたが、スタッフは、自らを正当化して真摯に受け止めず、不適切な返信を行っていたという。
利用者のプライバシー侵害になる状況について、同社は、「対象となるご利用者様のご家族様へは、すでに個別にご報告と深いお詫びを申し上げております」とした。
同社では、すべての投稿動画をスタッフに削除させ、TikTokアカウントを非公開にしたことも明らかにした。そして、「文化や認識の差を埋める教育が決定的に不足していた」「夜間帯の管理監督が行き届いていなかった」などとして、SNSの適切な利用などに関する再教育を行うとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)