産経新聞社・サンケイスポーツが発行する中央競馬の専門紙「競馬エイト」の公式Xアカウントが2026年8月1日、令和8年熊本地震で被災した日本製紙八代工場が、同紙の専用紙の抄造(しょうぞう、パルプなどの繊維から紙を製造すること)を担当していたことを明かした。「日本製紙八代工場では、『競馬エイト』の専用紙を抄造していただいています」28日16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震が発生した。マグニチュード(速報値)は7.1、震源の深さは約10キロで、宇城市と氷川町で震度7を観測した。日本製紙八代工場では、煙突が折れて崩落し、従業員9人が亡くなった。現在は工場の操業を停止している。競馬エイトは1日夜、「7月28日に発生した『令和8年熊本地震』により、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆さまに衷心よりお悔やみ申し上げます。また被災された皆さまとご関係の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます」とした上で、同紙と日本製紙八代工場との関わりを明かした。「甚大な被害が伝えられている日本製紙八代工場では、『競馬エイト』の専用紙を抄造(しょうぞう)していただいています。いま、読者の皆さまが手にしてくださっているこの紙は、競馬エイトのためだけに抄造してくださっている、特注品です」「何度めくっても、何度折り返しても、破れることがない耐久性」競馬エイト公式Xは、「私たちは、『競馬エイト』を最高の予想情報ツールとして皆さまにお届けすることを使命と考えています」とした上で、「この紙が、競馬に携わる全ての関係者、編集部やトラックマンと、読者の皆さまをつなぐ架け橋となっているのです」と説明。特注の専用紙に込めたこだわりをつづった。八代工場で抄造している専用紙は、「蛍光色を加えた特別な色味で、カラー紙面がより鮮やかに際立つ」「予想のため何度めくっても、何度折り返しても、破れることがない耐久性。それでいて軽い」「サインペンをどれだけ使っても、裏写りしない。雨にぬれても大丈夫」との3つの要件を満たすもので、「他に例をみない最高の紙」だという。この専用紙はかつて「白老エイト」と呼ばれていたもの。「競走馬にもゆかりがある土地、北海道・白老工場の『8号抄紙機』でかつて抄造されていたこともあり、こう呼んでいました」とした。「今年4月。八代工場で抄造が始まりました」といい、「またもエイトと縁がある『八』が付いた工場から『八代エイト』が供給されている。運命的です。誇らしいです。これからも末永く抄造していただきたいです」とした。「被災地と八代エイトに、想いを寄せてくださいますよう...」同紙は「皆さまがこの苦難から立ち上がられる日が、一日も早く訪れますよう、お祈り申し上げます」とつづった。読者に向け「競馬エイトの素晴らしい紙で、予想とレースをお楽しみください。そして被災地と八代エイトに、想いを寄せてくださいますよう、お願い申し上げます」と呼びかけた。投稿を見た人からは、「内容もだけど、この独特な紙のファンでもあった。なんとか復活して欲しいです」「この紙が好きで競馬エイトを買っていた。これからもこの紙で読みたい」など、応援の声が寄せられている。
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