巨人の田中将大が、高校野球で導入が検討されている「7イニング制」に反対の意見を語った内容が2026年8月4日の日刊スポーツで報じられ、大きな反響を呼んだ。田中は同紙に「7回制はないと思います。もっと他にやるべきことがあるのではないでしょうか」とし、楽天時代の恩師・野村克也氏の考えにも触れていた。「甲子園は高校野球の聖地であることは間違いないが」日本高校野球連盟は温暖化の影響で気温が上昇し、熱中症を発症する選手が増えていることから、「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」が「(7回制は)28年からの導入が望ましい」と最終報告書で報告している。かつて、高校球児として甲子園を沸かせた田中は複雑な思いを抱いたのだろう。3連覇を目指した06年の夏に早実と対戦した決勝戦では斎藤佑樹(元日本ハム)と投げ合い、引き分け再試合の末に準優勝。2日間で計249球を投げた姿は大きな感動を呼んだ。田中は空調設備があるドーム球場での開催にも触れていたが、関東地方の高校で指導するコーチもこの意見に賛同する。「甲子園は高校野球の聖地であることは間違いないが、時代の変化と共に子供の価値観が変わってくる。最初は違和感があるかもしれませんが、熱中症のないドーム球場で開催を続ければ、新たな聖地となるでしょう。9イニングを7イニングに短縮することは野球の本質を変えてしまう。酷暑に対応するなら開催場所を変えるのがベストだと思います」野球は9イニング制で開催されてきたからこそ、劇的なドラマが繰り広げられてきた。田中の提言を重く受け止める必要があるだろう。(中町顕吾)
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