「ちょっと買うならコンビニ」が崩れる、新たなライバル出現
さらに追い打ちをかけるように、コンビニに新たなライバルが登場した。「ミニスーパー」という新たな競争相手が力をつけている。
代表的なのが、都市部で店舗を急増させているイオン系のミニスーパー「まいばすけっと」だ。牛乳や卵、野菜、総菜、飲料などを少し買うだけなら、コンビニと同じような身近さで、より安く済ませられる。
ローソンもこの変化に動いた。2026年5月、東京・小平市に新業態「Lミニマート」を開業。生鮮品や日配品、冷凍食品などを手頃な価格でそろえ、首都圏型ミニスーパーの実証実験に乗り出した。
これまでコンビニが得意としてきた「近所でちょっと買う」という需要を、ミニスーパーに奪われ始めたという構図だ。コンビニより価格が安いミニスーパーの台頭は、消費者に「高い」という印象を持たれているセブンにとって大きな逆風になりかねない。
もちろんセブンも手をこまねいてはいない。経営体制を刷新し、手頃な価格帯の商品を強化するなど、必死の巻き返しを進めている。ただ、安さを求めるならミニスーパーがあり、お得感や話題性ではローソンやファミマが攻勢を強める。セブンの「絶対王者」の座が揺らいでいるのは間違いない。
このまま国内最大のコンビニが「オワコン」化へ突き進んでしまうのか。それとも、再び「セブンだから行く」と消費者に思わせる商品やサービスを生み出せるのか。王者にとって今が正念場になっている。