熊本地震、悩める保育の現場報告「母は園児を守るために奮闘、自宅の子どもはテーブルの下で震えて母を待つ」

   熊本地震は保育の現場にも大きな打撃を与え、苦闘が今も続いている。震源地近くの熊本市に住み、災害時の子どもと保育について研究している熊本学園大学教授吉津晶子さんは震災後、被災地域で働く保育者から現場の状況を聞き取ったが、「保育者も被災地域で暮らす被災者」で、「被災者が被災者をケアする」という厳しい現実がそこにあったという。この問題をどう解決すべきなのか。

  • 熊本の子どもたちは明るく、元気です。地震後、言葉にできないさまざまな思いを色で表して共有するという保育を行なっています。記事中の事例とは関係ありません。写真提供:恵水幼稚園 (熊本市南区)
    熊本の子どもたちは明るく、元気です。地震後、言葉にできないさまざまな思いを色で表して共有するという保育を行なっています。記事中の事例とは関係ありません。写真提供:恵水幼稚園 (熊本市南区)
  • 地震の打撃が保育の現場にも(画像はイメージ)
    地震の打撃が保育の現場にも(画像はイメージ)
  • 熊本の子どもたちは明るく、元気です。地震後、言葉にできないさまざまな思いを色で表して共有するという保育を行なっています。記事中の事例とは関係ありません。写真提供:恵水幼稚園 (熊本市南区)
  • 地震の打撃が保育の現場にも(画像はイメージ)

給食の中止、弁当持参で対応の園もあった

   吉津さんは聞き取りから次のケースを報告している。

・断水のため保育時間を短縮している園がある。
・給食を中止し、弁当や水筒持参で対応している園がある。
・通常の場所で保育できず、別の場所で少人数を受け入れているケースもある。
・通常保育再開後も避難への備えを続けている。
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