盗撮教師と盗撮巡査部長で処分が分かれた謎
では、世間が公務員に対して「処分が甘い」と感じるのは、なぜなのだろう。
それは、そのケースによって、どんな基準で、どの事実に基づいて処分を決めたのかがわからないからだろう。
たとえば、同じ公務員が犯した性暴力事件に対する反応だ。
埼玉県が2025年に公表した処分では、商業施設で女性を盗撮した36歳の男性教諭が懲戒免職となり、氏名まで公表されている。
その一方、2025年に福岡県警の巡査部長が女性への盗撮などで書類送検されたケースでは、処分は減給6か月(のちに依願退職)ですんでいる。
当初は「私的行為の減給処分は公表対象ではない」として、県警は処分そのものを発表しておらず、2026年1月に報道されて明るみとなったことで、波紋を呼んだ。
同じような事件に見えても、なぜ処分が違うのか......公的な組織である以上、処分の理由と過程が不透明では、市民の不満をあおる結果が待っているのではないだろうか。