漫画「みいちゃんと山田さん」巡り「啓発的な側面も」と返信 「私信」晒された担当者が明かす3つの根拠

抗議が協会の主な活動ではない

   協会が過去に抗議した事例もある。ADHDやASDの当事者を動物のイラストで表現した書籍は「露骨に差別や偏見を助長する内容だった」と担当者らは振り返る。

   一方で「みいちゃんと山田さん」の場合は、作中でみいちゃんに知的障害・発達障害があると明示されているわけではなく、作品が彼女を差別的に描いているわけでもない。「作品を読んで特定の人々を『みいちゃん』と呼ぶのは問題ですが、それは作品自体の問題ではありません」

   ただ今回の件では、抗議を求める要望に対する担当者の私信がSNS上で拡散した後、「勝手に私たちを代表してコメントしないでほしいです」「こんな甘いものじゃない」などの意見も寄せられたという。

   担当者らは抗議が協会の主な活動ではないと説明する。「本来、当事者の自助会を開く人たちを支援したり、発達障害の理解が進むような啓発をしたりしています。アンケートなどを通じて当事者から声を集め、広く社会に発信することを目的とした団体です」

※取材は26年7月28日に行った。その後、作者や編集者の過去の言動がSNSで問題視された。この論点は反映されていない。なお、「全国手をつなぐ育成会連合会」が8月19日、「全国『精神病』者集団」が21日、それぞれアニメ化に対する意見書を公表している。

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