悪質な場合は、登録抹消といった「厳正な対処」も
「九州ふっこう応援割」を所管する観光庁の参事官(旅行振興)にも取材した。
担当者は、便乗値上げについては、制度を運用する各県に「補助要綱」を配布し、その中で、
「需要動向や物価上昇の影響を超えて、合理的な範囲を上回るような高額な価格、いわゆる『便乗値上げ』が明らかである場合については、各県から国への報告を求めている」
と説明。悪質なケースに対しては、事業者に対し、応援割の登録抹消の措置を含め厳正に対処するという。
ただ、具体的な数値基準については、
「需給バランスや閑散期、繁忙期など県によって変わってくる。個別具体的な事情を知る各県が制度設計の中で合理的な範囲を上回ると判断した場合に、要件を定めている」
とし、「国の方で事実を認定するのは難しいと思う」と話した。
また、過去の旅行割において、便乗値上げを判断したケースがあったか尋ねると、
「明確に『これが便乗値上げだ』と観光庁が判断したケースは承知をしていない」
との回答だった。