高騰時には放出に慎重、政府自身が「遅れ」を反省
消費者にとってすっきりしないのが、高騰時との対応の違いだ。
24年8月、コメの品薄が深刻化し、大阪府が備蓄米放出を求めた際、当時の坂本哲志農水相は「コメの需給や価格に影響を与える恐れがある」と慎重な姿勢を示した。政府が放出を決めたのは約半年後の25年2月だった。
政府は後に、この対応を自ら検証。備蓄米の放出が遅れ、卸売業者などの不安を払拭できず、「更なる価格高騰を招いた」と認めている。つまり、高騰時の後手は政府自身が失策だったと総括している。
ここにきてようやく2000円台でもコメが買えるようになり、消費者からは「ありがたい」「やっとコメをたくさん食べられる」と歓迎する声が相次いでいる。その矢先の買い戻しだけに、ネット上では「高騰時は長期間ほったらかしだったのに」「安くなったときだけ動きが早い」といった不満も出ている。