世界的な抹茶ブームの裏で、中国で抹茶の生産や販売が急激に拡大している。2026年9月18日放送の「モーニングショー」(テレビ朝日系)が京都の抹茶の名産地、宇治市の名前を使って販売する業者も出てきている問題をとりあげた。中国製の抹茶を宇治抹茶であるかのように装う番組は外国人観光客でにぎわう京都の抹茶の老舗を紹介。そんな中で中国の抹茶生産が脅威となっていると伝え、人民日報の「中国の2025年の抹茶生産量は1万2000トンを超え、世界の総生産量の約70%を占めている。中国が世界最大の抹茶生産国だ」といった報道を紹介。2020年に4000トン未満だった生産量が2025年には日本の約2倍になったという。問題は、ネットで売られている商品に「宇治抹茶」を名乗っているものがあることだと番組が伝える。宇治抹茶は京都、奈良、滋賀、三重の4府県でとれた茶葉で、京都の業者が宇治地域に伝わる製法で加工・茶挽きしたものを言う。それが中国製の抹茶を宇治抹茶であるかのように装って販売するケースが後を絶たないのだという。2019年に京都製茶会社などからなる団体が中国当局に「宇治」の使用禁止を求めたところ、「宇治」とつくお茶の商標は取得できなくなった。ところが、社名に「宇治」とつくことは制限しなかったため、「宇治抹茶」を使った社名を記載した業者が出てきて、その状況が現在も続いていると報じる。日本の老舗企業からは「宇治抹茶」ブランドの不適切な使用や便乗行為が拡大し深刻な状況になっていると不安の声があがっているというのだ。玉川徹さんは「抹茶はもともと中国でできたもの。中国の人たちはもっとプライドを持ったらどうか。こっちがオリジナルなんだぐらいのことを言って。日本でこれだけいいものができて、世界にそれが知れ渡ったら真似をするなんて情けない国だと思わないかね」と嘆く。長嶋一茂さんも「昔からずっとやってるんじゃないですかこういう真似というのは」と応じ、抹茶だけでなくキャラクターや食品等の模造品が続出している中国の現状を評した。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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