京都府舞鶴市でクマの緊急銃猟を行ったことに対して「お前ら頭が悪い」「死んでくれ」などというカスハラ電話があった。2026年9月18日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)はクマに悩む自治体の実情と緊急銃猟の重要性についてとりあげた。
誹謗中傷や緊急銃猟実施に対する経過説明を求める電話
番組は、クマの出没件数が2022年の6315件から今年7月で1万7362件と約3倍に増えたことを紹介した。これまでクマに遭遇する機会がなかった地域でも遭遇する可能性が高まっている。9月3日に京都府舞鶴市で民家に居座ったクマの親子に対し、市民の安全を最優先に考えた結果、市は緊急銃猟を実施。京都府初の緊急銃猟となり人的被害はなかったものの、誹謗中傷、脅迫めいたものもあったと鴨田秋津市長のインタビューを紹介する。「山に帰すことはできなかったのか」といった問い合わせの電話がある一方で、9割が誹謗中傷や緊急銃猟を実施したことに対する経過を問うような内容だったという。
「可愛そう」では済まされない
鴨田市長はSNSに「電話、メールが複数あり、市役所本部と現場及びマスコミとの連絡に支障をきたしました」「クマの怖さを知る地域では『可愛そう』では済まされない場面があるのです」と怒りの投稿をした。鴨田市長は「どこの自治体も緊急銃猟をしなければならない場面の中でこれをやってしまうと『同じように苦情が来てしまうのではないか』と正しい判断ができなくなってしまう可能性がある」と全国の首長に必要な際にはしっかりと緊急銃猟をやるべきだとのメッセージを送った。
MCの宮根誠司さんは「いろんなことを言っている人たちって、地元の人なんだろうか。舞鶴の人なんだろうかと思う」と首をかしげる。アンミカさんは「駆除の決定も人の命を守るためで苦渋の決断やし、命かけてる。誰だって(動物の)命奪うのは嫌ですよ。だけど想像力を持った時に、自分の軒先にクマがきたら、大事なお子さんの通学路にクマが出ても同じことが言えるのか。想像力を持たないと。優しさが人を責めている本末転倒ですよね」と市の苦悩を慮った。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)
緊迫した対応の最中「なぜ殺すのか」「開示請求するぞ」といった電話、メールが複数あり、市役所本部と現場及びマスコミとの連絡に支障をきたしました。そのほとんどが府外、ましてやクマが生息していないとされる地域から。クマの怖さを知る地域では「可愛いそう」では済まされない場面があるのです。 https://t.co/YlzdCuMW9c
— 鴨田秋津(舞鶴市長) (@AkitsuKamoda) September 3, 2026