「つながりにくい」NTTドコモが3大キャリアで「ひとり負け」 個人情報無断提供、ライバルより高い料金プラン

通信品質の改善、社長は「道半ば」と認識

   顧客を囲い込むための「ドコモ経済圏」の柱となるd払いは、MMD研究所の26年7月調査によると、QR・バーコード決済利用者の30.8%が利用。1位のPayPay(66.0%)に大きく引き離され、楽天ペイ(35.3%)にも及ばず3位だった。これでは経済圏構築の決め手にはなりにくい。

   とにもかくにも、ドコモの信頼回復のためには通信品質の改善が重要だ。複数の報道によると、ドコモは26年4~6月期に1500局の5G基地局を構築し、26年度中に1万局規模の増設を計画しているという。それでも、前田義晃社長は26年8月の決算説明会で、通信品質の改善について「道半ば」と厳しい現状認識を明かした。まだまだ品質改善のための費用はかさむだろう。

   通信品質を立て直すための設備投資と、顧客をつなぎ留めるための販促強化費。その両方が利益を大きく圧迫する中、個人情報問題まで起きた。長く携帯業界のトップを走ってきたドコモは、「つながる」というかつての強みを取り戻し、消費者の信頼を回復することはできるのか。

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