高市首相、訪米でも「総理が主役のPV」 国民にもトランプ氏にも「一方通行」?

蒸し返された塩対応「相手によって態度をここまで変えるのは」

   ところが、これら政府・与党側の内輪受けのノリとは対照的に、訪米中の高市首相の言動にも厳しい視線が注がれている。

   首相官邸のXはトランプ大統領との会談の様子を動画で報告。「AIや半導体、重要鉱物など、ドナルドと私のリーダーシップのおかげで日米間で経済安全保障の協力も進んでいます」などとアピールし、時折目を見開いてトランプ大統領に視線を送る高市首相の表情をアップで伝えた。内閣広報官のXも、首を傾けて満面の笑みを浮かべて握手する高市首相の写真を公開した。

   これに対してSNSでは「場末のスナックのノリ」「嬉しそうに色目使って媚びうる高市さん。恥ずかしすぎる」などと拒否反応が相次ぐ。さらに、8月の「長崎原爆の日」に見せた、原爆被災者団体に対する態度も蒸し返される結果となった。

   8月に被災者団体からの要望を聞いていた際、高市首相は相槌を打つこともせず、途中からは殆ど目を合わせずに手元の資料に視線を落とし、ため息のような仕草まで見せていた様子がSNSで拡散された。トランプ大統領に対する態度との違いから「相手によって態度をここまで変える人間ってどうなんだ?」「トランプの時と比べるとよりこの日の酷さがマシマシになるな」との批判が再燃してしまった。

   また、高市首相は国連演説で国連憲章の「旧敵国条項」について「早急に削除されるべきです」と主張したことに疑問の声も。1995年の国連総会で既に死文化しているとの認識が示されているが、高市首相があえて言及したことで中国側は即座に反発。SNSでは「余計削除が遠のいた」など、対応を疑問視する声が出ている。

   高市首相と入れ替わるように日本時間9月24日には中国の習近平国家主席が訪米。トランプ大統領が自ら空港で出迎える異例の対応となった。首脳会談ではトランプ大統領を繰り返し「ドナルド」と呼んで蜜月関係をアピールした高市首相。だが、9月23日にテレビ朝日系の情報番組「スーパーJチャンネル」に出演した明海大学の小谷哲男教授は「トランプ大統領は一度も『高市総理』とも『早苗』とも言ったことがなく、やや一方通行の印象は否めない」と評した。

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