部下の成長を止める上司のクセ 「自分でやった方が早い」管理職が身につけたい「仕事の任せ方」

「部下に説明するくらいなら、自分でやった方が早い」

   管理職のみなさんは、こんなふうに感じることがありませんか。

   資料を作成する。顧客に連絡する。社内の関係者と調整する。経験のある自分が対応すれば、短時間で終わる仕事もあるでしょう。部下に任せると、説明に時間がかかるうえ、仕上がったものを修正する必要もあります。

   忙しいときほど、自分で片づけたくなる気持ちは理解できます。

   ただ、その判断を繰り返していると、いつまでも自分の仕事が減りません。部下も、指示された範囲の仕事から先に進めなくなります。

   目の前の仕事を早く終わらせる判断が、長い目で見れば、忙しさから抜け出せない原因になっているのです。

  • 「自分でやった方が早い」が部下の成長を止める(写真はイメージ)
    「自分でやった方が早い」が部下の成長を止める(写真はイメージ)
  • 「自分でやった方が早い」が部下の成長を止める(写真はイメージ)
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  • 「自分でやった方が早い」が部下の成長を止める(写真はイメージ)
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「任せられる人がいない」は、なぜ続くのか

   たとえば、顧客向けの提案資料を作る場面を考えてみましょう。

   上司が構成を決め、伝える内容も考え、部下には情報の収集と体裁の調整を頼む。重要な説明は、商談の場でも上司がすべて担当します。

   これなら、一定の品質は保ちやすいでしょう。部下も大きな失敗をせずに済みます。

   しかし、これを何度繰り返しても、部下が「顧客の課題をどう捉えるか」「何を優先して提案するか」を考える機会は増えません。

   上司は忙しいまま、部下は補助的な仕事を続ける。その状態で「そろそろ一人で提案できるようになってほしい」と求めても、部下は困ってしまいます。

   任せられるようになったら任せよう、と待っているうちに、任せられる人が育たなくなってしまうのです。

   もちろん、顧客への影響が大きい仕事を、準備なしに任せるわけにはいきません。だからこそ必要なのが、仕事を段階的に任せる工夫です。

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