電車が不通、土砂崩れで道路は規制、停電は半月過ぎても続く 台風25号が千葉県に残した長期間の苦しみ

   鉄道の全線復旧まで、3か月――。2026年9月下旬の台風25号で土砂崩れが多数発生した千葉県のJR内房線は、木更津―姉ヶ崎間で長期間のストップがアナウンスされた。東京方面を往復する通勤客や、通学を鉄道に頼る子どもたちにとって大いに不便だ。

   さらに千葉県内では、10月に入っても停電が続く地域がいくつもある。台風から半月が過ぎても、日常生活に暗い影を落としている。

  • 台風25号で被害が大きかった千葉県(写真:ロイター/アフロ)
    台風25号で被害が大きかった千葉県(写真:ロイター/アフロ)
  • 千葉県君津市坂田では、土砂崩れによる通行止めが長期化(10月4日撮影)
    千葉県君津市坂田では、土砂崩れによる通行止めが長期化(10月4日撮影)
  • JR木更津駅では、一部区間で不通となっていた内房線や代行バスの運行について掲示されていた(10月4日撮影)
    JR木更津駅では、一部区間で不通となっていた内房線や代行バスの運行について掲示されていた(10月4日撮影)
  • イオンモール木更津の駐車場には、東京電力の多数の車両や資材が準備されていた(9月27日撮影)
    イオンモール木更津の駐車場には、東京電力の多数の車両や資材が準備されていた(9月27日撮影)
  • 高所作業車や、作業員の姿も(9月27日撮影)
    高所作業車や、作業員の姿も(9月27日撮影)
  • 10月に入っても、多くの車両が待機していた(10月4日撮影)
    10月に入っても、多くの車両が待機していた(10月4日撮影)
  • 土砂崩れにより、君津市内の国道127号線で一部通行規制が敷かれた(9月27日撮影)
    土砂崩れにより、君津市内の国道127号線で一部通行規制が敷かれた(9月27日撮影)
  • 規制解除後も、崩落したのり面は巨大なブルーシートで覆われていた(10月4日撮影)
    規制解除後も、崩落したのり面は巨大なブルーシートで覆われていた(10月4日撮影)
  • 君津市坂田で、通行止めとなった道路(9月27日撮影)
    君津市坂田で、通行止めとなった道路(9月27日撮影)
  • 前の写真と同じ場所。1週間で少し片付いたが、写真奥の土砂は残ったまま(10月4日撮影)
    前の写真と同じ場所。1週間で少し片付いたが、写真奥の土砂は残ったまま(10月4日撮影)
  • 台風25号で被害が大きかった千葉県(写真:ロイター/アフロ)
  • 千葉県君津市坂田では、土砂崩れによる通行止めが長期化(10月4日撮影)
  • JR木更津駅では、一部区間で不通となっていた内房線や代行バスの運行について掲示されていた(10月4日撮影)
  • イオンモール木更津の駐車場には、東京電力の多数の車両や資材が準備されていた(9月27日撮影)
  • 高所作業車や、作業員の姿も(9月27日撮影)
  • 10月に入っても、多くの車両が待機していた(10月4日撮影)
  • 土砂崩れにより、君津市内の国道127号線で一部通行規制が敷かれた(9月27日撮影)
  • 規制解除後も、崩落したのり面は巨大なブルーシートで覆われていた(10月4日撮影)
  • 君津市坂田で、通行止めとなった道路(9月27日撮影)
  • 前の写真と同じ場所。1週間で少し片付いたが、写真奥の土砂は残ったまま(10月4日撮影)

船橋→東京→アクアライン経由で木更津へ

   10月4日。JR木更津駅の改札前には、代行バスの情報や、鉄道の運行計画が掲示されていた。利用客とみられる人たちがスマートフォンで写真を撮っている。

   不通区間のうち木更津―長浦間は10月5日から、朝夕時間帯に通常の2~3割程度、それ以外は1時間に2本程度、列車を走らせるという。長浦―姉ヶ崎間は代行バスで繋ぐ。「3か月」という当初発表からは大きな前進だが、完全復旧までには遠く、「1時間に2本だけか...」というため息交じりの声が聞こえてきた。

   代行バスも、JR東日本が、

「鉄道と比べて輸送力が大幅に少ない(1~2割程度)ため、ご乗車までに長時間お待ちいただくことが予想されます」
「代行バスは、列車よりも所要時間が大幅にかかります」

と説明している。通常通りとはいかない。

   木更津市在住の女性は取材に、同僚が船橋市から通勤しているが、内房線の不通の影響を受けたと明かす。同僚は、船橋からいったん東京まで出て、バスに乗って東京アクアライン経由で職場のある木更津に来ているとのこと。時間を大幅にロスし、出費もかさむが、これしか方法がないようだ。

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