対中改善に尽力の福田康夫元首相死去...「戦争をしないための外交」を自民党は引き継げるか

   日中関係改善など外交政策に力を入れた福田康夫元首相が亡くなったことに関連して2026年10月27日放送の「モーニングショー」(テレビ朝日系)は日本の対中外交政策を取り上げた。

  • 福田康夫元首相(首相官邸ウェブサイトから)
    福田康夫元首相(首相官邸ウェブサイトから)
  • 東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんの公式X(@koheisaito0131)より
    東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんの公式X(@koheisaito0131)より
  • 福田康夫元首相(首相官邸ウェブサイトから)
  • 東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんの公式X(@koheisaito0131)より

親子2代、日中関係改善に尽くす

   福田元首相は森、小泉内閣の官房長官として両政権を支えたが、外交では、父の福田赳夫元首相時代からのパイプを生かした中国との関係を重視、政界引退後も日中関係改善に尽力した。2025年7月にはインタビューで「戦争をしなければいけないという状況を作らないこと。それに全力を尽くすのが政治家の仕事だ」(朝日新聞デジタル)と述べた平和への想いを紹介する。

斎藤幸平氏「強気の対中姿勢は福田さんの言う外交ではない」

   東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんはこの福田さんの文言をながめながら「『戦争をしないための外交こそが大事だ』という、これは米トランプ大統領とか日本の政治家に聞かせてやりたい。2011年の尖閣諸島問題とか2014年の安倍(晋三)総理と習近平国家主席が会談する時のパイプ役になるとか、福田さんは日中のために政治的なキャリアをいかしてきた。そういう人材が今の自民党の中にいるかというと、6月に、河野洋平元衆議院議長も亡くなり、二階(俊博元幹事長)さんも引退されたなかで、どちらかというと強気の対中姿勢のようなものが目立つようになっている。それは本当の意味での福田さんの言う外交ではない」と指摘した。

   斎藤氏自身も中国の留学生を指導する立場として「自分なりのできるところはやりたいと思っているが、(中国は)隣国なので(福田さんが話した)こういう思いを忘れてはいけないと思っている」と話す。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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