2024年 4月 26日 (金)

【女の相談室】女性は「熟年離婚」で健康に スリムに変身、食生活と運動が改善

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   「亭主元気で留守がいい」という言葉がある。夫がいない方が元気でいられる中高年女性は少なくない。そこから、夫の定年退職を契機に「熟年離婚」に踏み切る女性もいるが、実は「健康面を考えると別れた方が正しい」という驚きの研究がまとまった。

   米アリゾナ大学のチームが女性の健康専門誌「ジャーナル・オブ・ウーマンズ・ヘルス」(電子版)の2017年2月8日号に発表した。

  • この夫婦の絆を断ち切ると?
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専門家が面談して直接体調を検査

   同誌の論文要約とアリゾナ大学のプレスリリースによると、研究チームは「全米女性健康イニシアチブ」という大規模な健康調査データを使った。これは米国立衛生研究所が予防医学のために行なっているもので、精度が高いとされている。通常の健康調査は対象者がアンケートに答える方式がほとんどだが、この調査は専門家が面談し、直接体調を検査し健康状態などを聞き取るからだ。

   研究では調査に参加した50~79歳の、閉経した女性7万9094人を対象に3年間にわたり、結婚や離婚が健康と生活状態に与える影響を追跡調査した。健康の指標には肥満度を示す「体格指数」(BMI)と「ウエストサイズ」「血圧」を使った。生活状態では「食事の内容」「運動などの身体活動量」「飲酒」「喫煙」を調べた。対象者からは夫と死別した「未亡人」は省いた。閉経後の女性が自分の意志で結婚・離婚することが健康に与える影響を検証するためだ。

   健康データの分析のために、対象の女性たちを次の4つのグループに分けた。

(1)3年間変わらずに結婚状態(事実婚を含む)を続けている人(結婚継続組)。

(2)同じく未婚状態(あるいは離別状態)を続けている人(シングル継続組)。

(3)3年の調査期間中に未婚状態(あるいは離別状態)から結婚した人(新規結婚組)。

(4)同じく結婚状態(事実婚を含む)から離婚した人(新規シングル組)。

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