2024年 5月 7日 (火)

【女の相談室】女性は「熟年離婚」で健康に スリムに変身、食生活と運動が改善

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米研究では「熟年結婚」は逆に健康に悪い

   調査の結果、「結婚継続組」と「シングル継続組」との間ではほとんど差がなかったが、3年間で婚姻関係が劇的に変化した「新規結婚組」と「新規シングル組」との間では、健康状態にはっきりした差がみられた。「新規シングル組」の方が「新規結婚組」より、健康指標と生活状態のほとんどの項目でよかったのだ。まず、「新規結婚組」は次のように健康・生活状態が悪くなった。

(1)結婚する前に比べ、体重が増え肥満度を示すBMIの数値が高くなった。ウエストサイズも増加した。

(2)飲酒量が増え、血圧が上昇した。

   逆に、「新規シングル組」は次のように健康・生活状態が良くなった。

(1)離婚する前に比べ、体重が減りBMIの数値が下がった。ウエストサイズも減った。

(2)血圧が下がったが、飲酒量には変化はなかった。

(3)健康的な食事をとるようになり、身体活動量が増えた。

   しかし、「新規シングル組」には悪くなったことが1つあった。タバコを吸っていなかった人が、喫煙を始める割合が高まったのだ。ただし、初めて吸い始めた人は少なく、元喫煙者が多かった。

   つまり、たった1つの例外を除き、女性は中高年になったら離婚した方が健康的になれるという結果が出た。ここで1つの疑問が残る。離婚した女性の体重が減ったのは、「離婚の悲劇からくるストレスによるもので、不健康を示す証拠ではないか」という見方だ。この点に関しては、大学のプレスリリースの中でクトブ博士はこう否定している。

「私たちはうつ症状についても調べましたが、離婚した女性に特に多くみられたということはありません」
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