2024年 4月 19日 (金)

ダイエットに美肌、がん予防も期待 「若返り菌」増やすスーパー食材

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【主治医が見つかる診療所】(テレビ東京)2017年5月15日放送
「『腸内フローラ』」を改善して若返ろう!」

   「腸内フローラ」が注目を浴びている。腸内にある細菌のバランスが、体調や脳のはたらきにまで影響するとの研究も進んできた。

   近年発見された新たな腸内細菌のなかには、肌がきれいになり、がんの予防にもつながる可能性を持つものが出てきた。この「若返り菌」を増やすための食材が、実は身近なところにあるのだ。

  • 調理法を工夫して日々の食事に取り入れたい
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「食べてやせられる」食材

   松田病院(静岡県)の川上和彦医師(消化器外科)が研究している「若返り菌」は、「エクオール産生菌」というもの。大豆イソフラボンを分解してエクオールという物質を作り出す菌だ。エクオールは女性ホルモンと似た働きをする。更年期障害の軽減や骨粗しょう症予防、がん予防の可能性があると分かってきた。人によってエクオール産生菌の数や活性度は違うが、数を増やしたり菌を活発化させたりする可能性はあるという。

   スタジオでは心療内科・姫野友美医師が、「腸内細菌を増やす食べ物をしっかりとるとよい」と促した。エクオールの原料は大豆イソフラボンなので、まずは大豆製品を摂取したい。それから海藻や野菜、きのこ、木の実といった食物繊維、さらに発酵食品を勧めた。

   番組では、食べてもやせられるうえ、若返り菌を増やしてくれる食材を取り上げた。寒天だ。神奈川県予防医学協会中央診療所の杤久保修医師によると、いわゆる「メタボ外来」でやってくる患者は「食べるのがやめられない」のが悩みだったため、「食べてやせられる」食材を探し続けたところ、寒天に行きついたという。

   寒天は食物繊維が豊富だが、食物繊維には2種類ある。ひとつは不溶性食物繊維で、一般的な野菜に含まれる。腸の中で水分を吸収して膨らみ、腸の働きを促進して有害物質を吸着、排出する。もうひとつは水溶性食物繊維だ。これは海藻や納豆、果物に含まれ、血糖値の上昇やコレステロール値の抑制をもたらす。寒天は、不溶性と水溶性の両方の働きを兼ね備えている特殊性を持つ。しかもカロリーはほとんどゼロなのに、腹持ちがよく満腹感が長く続く。まさに「食べてやせられる」食材なのだ。

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