Just ear 購入レポート(後編)
"究極のパーソナルオーディオ"の完成

装着感を確認

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   というわけで、まずは菅野さんから「XJE-MH1」を受け取る。うれしい瞬間だ。

   製品はシンプルな紙箱に入れられ、特製の手提げ袋と共に対面で手渡される。箱を開けると、取扱説明書と、「SONY」のロゴが刻印された高級感ある手のひらサイズの革製キャリングケースとキャリングポーチが入っている。

   キャリングケースはイヤーピースと金属端子部分が干渉せずに仕舞えるようになっていて、クリーニングツールも付属している。イヤホン部分はアクリル系の樹脂で作られているため、汚れてもアルコールの含まれたウェットティッシュなどで拭くのは避けたほうがいいという。

   ただ、まだこの時点ではJust earは完成品ではない。ここから最終調整を経て、製品が仕上げられるのだ。

試聴前にはイヤホン部分に「SAMPLE」のプレートが
最終調整前のイヤホン部分には「SAMPLE」のプレートが

   まずは菅野さんによってイヤホンを装着してもらい、抜けやすさや違和感がないかどうかをチェックする。装着方法には最初は慣れが必要だが、耳型を採取しているだけあって、ぴったりと耳にハマる。

まず、装着感を確認
まず、装着感を確認
初めて自分のためのJust earの音を聴く筆者
初めて自分のJust earの音を聴く筆者

   音を鳴らす前のファースト・インプレッションは、驚くほどの没入感だ。当たり前だが、どんなカナル型のイヤーピースや耳栓よりも、しっかりと耳穴を密閉してくれる。外界の音はかなり遮断され、音楽に集中できる環境がもたらされる。かと言って圧迫感もない。長時間つけていても気にならず、他のイヤホンに比べて小さな音でも聴き取りやすいというのは、耳の疲れが気にならないという意味でも、とてもありがたい。

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