My Sound Story 澤野弘之ファンが待ち望んだ最高のイヤホン

コラボモデルを試聴して「もうこれしかない!」

   ――Just earではアーティストコラボレーションモデルも展開しています。アーティストの澤野弘之さんが自身の楽曲に合わせて、音質チューニングしたコラボモデル「XJE-MH/nZk」も話題になりました。ラオさんはつい最近、このコラボモデルを購入したということで使用感をうかがっていきたいのですが、まずはどこで知ったのかを教えていただけますか。

ラオ:澤野さんのファンクラブでの告知と、フォローしているJust earのTwitterアカウントからです。そのとき、ファンの間では、かなり盛り上がっていました。私も気になって、まずは試聴して音のバランスが自分の好みに合うか確かめに行こう、と思いました。

   少し語らせていただくと、澤野さんがライブのステージモニターとしてJust earを使い始めた2018年2月のライブでのこと。このとき会場には、本人が使うステージモニターを試聴できるブースがあったんですが、私は予定が合わなくてライブに行けず、試聴もできず、ずっと心残りで......。その後、念願だったコラボモデルを試聴したときは、すごく良くて、思わず笑っちゃいました。「もう、これしかない!」と思いました。

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ラオさんのTシャツ、コラボモデル「XJE-MH/nZk」のパッケージは、ベストアルバム『BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2』のジャケットのデザイン

   ――今日着ていらっしゃるTシャツも『澤野弘之 LIVE "BEST OF VOCAL WORKS [nZk]"』のオフィシャルグッズですよね。ずばり、ファンになったきっかけは?

ラオ:話すと長くなりますが、いいですか(笑)?

   ――はい、お願いします!

ラオ:中学生のころ、よく見ていたテレビドラマ『医龍―Team Medical Dragon―』(フジテレビ)のメインテーマだった「Blue Dragon」という楽曲があるんですが、劇中での使われ方がものすごく印象的でした。ドラマの一番盛り上がるシーンで、いい感じで入ってくるんです。いい曲だなと思って、ときおり思い出しては、自分の頭の中でリピートしていました。当時、劇中曲を集めたサウンドトラック(サントラ)があるなんて、知らなかったからです(笑)。

   この楽曲をつくったのが、澤野さんだと知ったのは、大学生になってから。テレビアニメ『キルラキル KILL la KILL』を見ていたら、このときも劇中で印象的な楽曲が多かったんです。つくった人は誰だろう......スタッフロールを追っていると、「澤野弘之」という人だとわかった。それからですね、澤野さんの楽曲を探して聴くようになったのは。すると、「あの曲も!」「この曲もだ!」と驚きと納得の連続でした。

   それからは、澤野さんのライブにも行き出して、よりのめり込んでいきました。澤野さんのMCがまた、めちゃくちゃくだけていておもしろいんですよ。ますますファンになりました。MCがひと段落すると、あのかっこいい楽曲を演奏してくれて。そのギャップも、たまらない(笑)。

   ――澤野さんがつくる楽曲のどんなところが好きですか?

ラオ:やはりメロディーが特徴的で、そこが好きですね。耳に残るものが多い気がします。澤野さんは劇伴作家として、またボーカルプロジェクト「SawanoHiroyuki[nZk](サワノヒロユキ ヌジーク)」で活動されていますが、どの楽曲もかっこいい!

   劇伴曲で一番好きなのが、さきほども話に出た「Blue Dragon」。同じテレビドラマ『医龍』で使われている「spirit」もよく聴きます。テレビアニメの劇伴曲で好きなのは、『キルラキル』の「Before my body is dry」(ボーカル入りです)、『ギルティクラウン』の「βios」(これもボーカル入りです)、『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の「UNICORN」。

   SawanoHiroyuki[nZk]」の楽曲で好きなのは「BELONG」と「Trollz」。「Trollz」をはじめて聴いたときは、衝撃的でした。この楽曲はチェロの演奏から始まって、サビがダイナミックに展開します。澤野さんの楽曲は、聴きごたえがあって、ダイナミックな印象のものが多いんですが、「Trollz」はまた違ったアプローチを感じました。......と、全部大好きなので、このくらいで止めておきましょう(笑)。

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