My Sound Story 自分の音を見つめ直す、Just earでしか得られない体験

Just earは装着感がダントツ

   ── そういえば張本さんは昨年、メンテナンスでシェルを新しくしていますよね。当時のXJE-MH1の仕様であったダブルレイヤーフィットシェルから現在のXJE-MH1Rのフルハードシェルに変わりましたが、装着感に変化はありましたか?

張本 そこに少し不安はあったのですが、戻ってきて装着してみたら、ぜんぜん違和感なくて、「初めて装着したあのときのままだ」って安心しました。それに、しばらく預けて戻ってくるまでの間に、オーダーしてから完成するまでのあのドキドキみたいな感じも再び体験できましたし(笑)、メンテナンスに出して良かったです。

   ── Just earとの付き合いも5年目に入っていますが、購入後も別の新しいイヤホンは増えているんですよね?

張本 Just earでイヤホン沼を脱出できるかと期待していたんですけど、ダメでした(笑)。ですがJust earに不満があるわけではありません。Just earは常に自分にとってメインでありオンリーワンでありリファレンスであり、相棒とも言えるイヤホン。そのJust earがあるおかげで、それまでより安心して気軽に他の様々なイヤホンに手を出せるようになってしまったというか(笑)。

   ── Just earあるあるですね(笑)。

張本 今はおおよそ10本ほどのイヤホンをローテーションで使っているのですが、中心はもちろんJust earです。あと、ちょっと散歩みたいなときはこの超小型DAP「PAW Pico」のシャッフル再生を聴いているんですけど、そういう「ちょっとそこまで」みたいなときに気軽に手にするのもJust earですね。装着感がダントツですから。

   ── DAPは他にどんな機種を?

張本 メインはソニー「NW-WM1A」です。結局ソニーの音が好きなんです。以前はソニーのサウンド要素の中でもモニター的な部分にひかれていたのですが、自分の視野が広がった今では、モニター的な忠実性もありつつ音楽の情感も乗っている、それがソニーのサウンドだなと思っていて、そこが気に入っているんです。もうひとつ使っているOriolus「DPS-L2」も、ソニー好き、ウォークマン好きだからこそ興味を惹かれて購入したものですし(笑)。

張本さんが音楽を楽しむためのガジェットたち
張本さんが音楽を楽しむためのガジェットたち

   ── Just earのケーブルは別のものに交換していらっしゃいますね。

張本 以前はぶっとい音質特化ケーブルも使っていたのですが、このDUNUのケーブルは、取り回しの良さとプラグ交換機構の便利さで選びました。Just earの装着感をケーブルで損なうのはもったいないですし、NW-WM1Aでは4.4mm、PAW Picoでは3.5mという端子の違いへの対応も簡単にしてくれますし。

   ── 最後に改めて、張本さんが考えるJust earならではの最大の魅力は何でしょう?

張本 やはり音質調整モデルの存在です。自分の好きな音にできるというだけでも特別なことですけど、その過程、音質コンサルタントの方と一緒に音を作り上げていくっていうあの体験は、Just earでしか得られないものですよね。Just earはオーディオアイテムであると同時に体験型コンテンツですよ(笑)。

取材・文 高橋 敦


Just ear 公式サイト


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