こんなシュガー社員は「クビ」になる!

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    最近の若手に増えている、甘やかされた「シュガー社員」。昔とは時代も感覚も違うとは言うものの、いつまでも放置していくわけにはいきません。「戦力化対象」か「戦力外」「お別れ」か、どんな態度や言動で見極めればよいでしょうか。若手社員には、自ら注意すべきチェックポイントとして読んでもらいたいと思います。

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社員は身分を無限に保障されているわけではない

    シュガー社員は、上司に向かって「会社のために頑張るという気はないですから」と公言する一方で、「会社には仕事を受注して従業員を雇用し、生活を保障する責任があるはずだ」と権利を主張します。しかし、経営者に給与を支払う義務があるのと同時に、従業員には業務に専念し、会社の指示に従って業績向上に貢献する義務があることを忘れてはなりません。これは「仕事の与え方を工夫する」以前の話です。

    ですから社員であっても、身分を無限に保障されているわけではありません。「お別れ」になるのは、会社の業績が悪化したときばかりではなく、例えば次のような場合には、会社から解雇される可能性があるのです。

・従業員の勤務成績または業務能率が著しく不良で、向上の見込みがなく、他の職務にも転換できない等、就業に適さないと認められたとき
・従業員の勤務状況が著しく不良で、改善の見込みがなく、従業員としての職責を果たし得ないと認められたとき
・従業員が正当な理由なく、しばしば業務上の指示・命令に従わなかったとき

    なお、会社と従業員の間でトラブルになった場合には、就業規則で定められていることがポイントになる場合があります。経営者には、就業規則の「普通解雇」「懲戒解雇」の定めがきちんと整備されているか、チェックをお勧めします。

シュガー社員には「悔しさ」への直面が足りない

    解雇処分に至るか否かは別として、「自らの役割を果たそうとする姿勢がない」「上司や先輩の指摘に対して素直に対応できない」などといった態度では、給与を得ている従業員として、また社会人として、不適格といわざるを得ません。

    シュガー社員は「自分がいなくても何とかするのが会社や上司の役目」などと平気で言い放ちますが、勘違いも甚だしいことです。仕事が一人前でなければ、せめて気遣いをしておくべきでしょう。責任を果たして、はじめて権利が生じるのです。メンタルなどの病気の場合を除き「自分がいなければ」という責任感は不可欠です。

    また、シュガー社員にミスを指摘すると、「なんでそう“上から目線”でモノを言うのですか」と反発を受けます。もちろん、疑問に思ったときに、礼儀をわきまえて質問や意見するのは問題ありません。しかし、上司や先輩と、シュガー社員が対等と思っていては、それは勘違いというものです。ましてや、注意を逆恨みして、反抗的な態度をとり続けるようであれば、これは「戦力外」となって当然です。

    実力や役割が違えば、上から目線は当然のことです。悔しかったら頑張って、早く実力をつけましょう。シュガー社員に最も足りないのは、この「悔しさ」に直面することかもしれません。「なにくそ」と踏ん張ることを回避して、いつまでも甘ったれていれば、戦力化の対象にはなりません。

田北百樹子

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田北百樹子(たきた・ゆきこ)
札幌市出身。田北社会保険労務士事務所所長。保険関係の手続や就業規則作成にとどまらず、人事考課制度導入や社員教育など、企業の人事労務を幅広くサポートしている。「シュガー社員」の名付け親で、09年3月にはシリーズ第3弾となる『ブラック企業とシュガー社員』(ブックマン社)を刊行。
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