2024年 4月 28日 (日)

10人いれば10種の「おいしい!」がある

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「元気野菜」と高級百貨店の野菜を食べ比べてみた

   私たちは日ごろから「おいしい」という言葉をよく使っているが、同じ「おいしい」でも人によって感じ方、捉え方が違う。たとえば先日こんなことがあった。我が社セレンの代表・三輪晋が提唱する「土ごと発酵」で作られた"元気野菜"の人参と、東京の高級百貨店で売っている野菜を食べ比べる社内イベントを実施したときのことだ。

A 元気野菜の人参 (推定1本50円)
B 高級百貨店Mの人参 (1本100円)
C 高級百貨店Tの人参 (1本150円)

   7人でブラインドテストで食べ比べてみた。Aがおいしいと思った人は5人、Bがおいしいと思った人は0人、Cは1人。「AとCが同点」という人が1人という結果になった。

   私の個人的な感想では、一番安いAの元気野菜は色と形は素朴だけど、ほのかな甘みがあっていくらでも食べられる印象。Bの高級百貨店Mの人参は色、形とも整っていて、ミズミズシしいけど味がない。一番高いCの高級百貨店Tは、色は濃く、形もいい。味はえぐみがあって、昔の懐かしい、いわゆる子供の嫌いな人参の味。おいしいかはわからないけど濃い感じの味だった。

   「元気野菜」が一番おいしいと感じてくれた方が多かった。おそらく、「ほんのり甘い」と感じたことが勝負の分かれ目だった。「元気野菜」の人参は、ミネラルをたくさん含んでいて甘みがあり、硝酸態窒素も少ないのでえぐみを感じない。

   人参ひとつとっても、いろんな味がある。どの味を「おいしい」と感じるかは人によって違う。しかも「ほんのり甘い人参」と「えぐみがあってむかしの懐かしい味の人参」が同じくらいおいしいと感じる人もいる。

   100人に100人とも「おいしい」と感じさせるのは非常に難しいことだなって感じた。

「食を通じて人を元気に。」を合言葉に、2008年10月1日設立。再現性のあるサスティナブルで「儲かる(=夢のもてる)農業」の実現を目指し、農業技術支援だけにとどまらず、人財教育、地域コミュニティの再構築など農業を通じて、日本各地の地方復興、就農者の増加のために現代農業の活性化に邁進している。
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