2019年 12月 7日 (土)

「俺は誰の奴隷だ?」 派遣社員が撮ったドキュメンタリー

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「俺だけが知っている、俺のリアル」を叩き込んだ作品

「岩淵弘樹監督は家族にも映画を見てもらった。「母親は『息子が貧乏にあえぐ姿を見るのはイヤだ』と悲しんでいました(苦笑)」
岩淵弘樹監督は家族にも映画を見てもらった。「母親は『息子が貧乏にあえぐ姿を見るのはイヤだ』と悲しんでいました(苦笑)」

   撮影は、手持ちのビデオカメラを使って、2006年の3月から1年間続けられた。「撮影中は映画の構成など決めずに撮っていて、どういう映画になるのか分からなかった」という岩淵監督。知り合いのドキュメンタリー映画監督・土屋豊氏のアドバイスを受けながら2カ月かけて編集し、07年の山形国際ドキュメンタリー映画祭に出品したところ、「リアルな青春映画」として高い評価を得た。

   劇場公開前の試写会では、「この映画は現状追認的で、派遣問題を変える力が弱いのではないか?」といった批判も出たという。しかし、社会学者の鈴木謙介氏が映画のリーフレットに寄せた次のコメントが岩淵監督の意図を代弁している。

「これは『貧困のリアル』や『派遣のリアル』を描いた作品じゃない。『俺だけが知っている、俺のリアル』を叩き込んだ作品だ」

   「遭難フリーター」は09年3月28日、東京・渋谷のユーロスペースで公開。毎週金曜の最終回上映後には、岩淵監督によるティーチインも実施される。そのほか、4月11日に大阪(シネマート心斎橋)、同18日に札幌(シアターキノ)と相次いで公開され、その後も、苫小牧、仙台、静岡、名古屋、京都、神戸、佐賀などで順次上映される予定だ。

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4778311620遭難フリーター
岩淵 弘樹
太田出版 2009-02-19

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