2021年 8月 1日 (日)

シュガー予備軍を「職場のルール作り」に参加させよう

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自分が参画して決めたルールは守るようになる

   このような「常識」のギャップは、転職組だけでなく若手の社員の中にも存在します。それが上司から若手が「非常識」と見える理由です。これを理解せずに頭ごなしに叱っても、シュガー社員予備軍の「職場に対する不満」を溜め込むだけです。

   「ダメなら最初に言って欲しい。こっちはそれが当たり前だと思っていたんだから・・・」と開き直った態度をされれば、確かに気に障るものですが、ここは「新たな職場のルール」を作って今後に備えておきましょう。

   決まりばかり増えても非効率ですので、ルールは判断に迷う部分から決めます。また、会社の都合ばかりを押し付けても、合理的なルールになりませんし、若手などから「私たちが不利になるように作っている」と反発を受けます。

   そこで、どう見ても常識はずれのシュガー社員予備軍を、最初から新しいルール作りに参加させてみるのもよいかもしれません。私用メールの良し悪し、タイムカード打刻のタイミング、遅刻や欠勤の連絡方法など、なぜそのようなルールとすべきなのか、別の方法ではなぜ問題があるのかを考えさせます。自分で考えれば納得できますし、自分が参画して決めたルールは守るようになります。

   最終的には社長や所属長の承認が必要ですが、検討の結果「当日の欠勤は上司に電話すべきだが、遅刻ならメールでOK」というところに落ち着くかもしれません。ルール作りの過程で、自分たちが何を大切にしようとしているか、職場の信条(クレド)がはっきりし、それが浸透して細かいルールなど決めなくても判断に迷わなくなるのが理想でしょう。

田北百樹子

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田北百樹子(たきた・ゆきこ)
札幌市出身。田北社会保険労務士事務所所長。保険関係の手続や就業規則作成にとどまらず、人事考課制度導入や社員教育など、企業の人事労務を幅広くサポートしている。「シュガー社員」の名付け親で、09年3月にはシリーズ第3弾となる『ブラック企業とシュガー社員』(ブックマン社)を刊行。
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