「時短だと それなら仕事 減らせボケ」 エンジニア川柳大賞

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   仕事や人間関係を通じて、たまりにたまった怒りや悲しみ。そんなフラストレーションを、江戸の人たちは「5・7・5」のリズムに押し込めて、川柳というイキな形で発散した。不況のあおりを受けて苦悩する現代のエンジニアたちが、川柳に託した「心の叫び」を読んでみよう。

チームワークで難題に挑戦「夢のため ひとつに集まる 仲間たち」

エンジニアの「心の叫び」を聞け
エンジニアの「心の叫び」を聞け

   リクルートが運営するサイト「リクナビNEXT Tech総研」は、エンジニアの「今の気持ち」と「職場の上司・部下への思い」をテーマとした川柳を募集し、2009年6月4日に「エンジニア川柳大賞」を発表した。作品からは、現代のエンジニアの喜怒哀楽が見えてくる。

   まずは「ポジティブ系」の作品。仕事に夢を託し、熱い思いで難関を乗り切ろうという積極的な姿勢が全面に出ているものを紹介しよう。なお、3つ目の作品が「今の気持ち」部門の1位を受賞した。

「がんばるぞ 仕事ができる うちが華」(ミドルウェア開発 27歳男)
「最後には エンジニアの力 必要だ」(回路・システム設計 34歳男)
「何とかなる 何とかするのが エンジニア」(研究、特許、品質管理 38歳男)

   つぎに「チームワーク系」。ひとりでは手に負えない壁も、チームのみんなで力を合わせれば乗り越えられるという、仲間たちへの信頼感が伝わってくる。

「仲間たち みんなで分かつ 無理難題」
「夢のため ひとつに集まる 仲間たち」
「仲間たち 元気いっぱい ありがとう」

派遣切りを嘆く「社長さん 使える派遣 残しておくれ」

   エンジニアも、組織人の悲哀に直面することもある。仕事に前向きに進もうとしても、経費削減の名の下に、優秀な部下や派遣スタッフを奪われたり、時短を求められたりしている中堅社員も少なくない。そんな「嘆き系」の作品。なお、1つ目の作品が「今の職場」部門の第1位を受賞している。

「社長さん 使える派遣 残しておくれ」(生産技術、プロセス開発 28歳男)
「時短だと それなら仕事 減らせボケ」(回路・システム設計 30歳男)

   また、不況で業界全体の仕事が少なくなり、自分の部下に仕事を割り振れない上司がいる。給与が払えなくなって、優秀な社員が他社に転職し、弱りきっている上司もいるだろう。そんな「悲しい上司系」の作品には、このようなものがあった。

「オレの部下 休日ばかりで ごめりんこ」(生産技術、プロセス開発 38歳男)
「去る部下と 残るわが身を 天秤に」(FAE 35歳男)
「オレの部下 もう十年も 空席だ」(汎用機系SE 35歳男)

   ただ、状況が悪いのは、どの職場も一緒。結局は自分たちの才覚で道を切り開いていかなければならない。若い人たちのようなポジティブ系を貫くのは難しいが、まだまだ諦めずに、もう一度がんばってみようという人たちもいる。そんな境遇に置かれている人たちには、「再起系」のこの作品を贈ろう。

「もう一度 ひと花咲かす 闘志秘め」(サービスエンジニア 37歳男)
スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学
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