「男のボスよりやる気出る!」 上司は「女の時代」へ?

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   女性の上司は、以前に比べて増えた。ただ、一時は「女性だから昇格できたんじゃないの?」なんてやっかみが出るような人事もあったような気がする。しかし、現場においては「女性の上司」は、意外に人気が高いようだ。ギスギスして停滞した職場には、思い切って女性上司を投入して組織を任せてしまってはどうか。

男性上司のいる女性の3人に1人が「リーダーシップ」に不満

   JTBグループの人事コンサルティング会社、JTBモチベーションズは、全国の会社員620人に対し、「上司の性別が部下のモチベーションなどに及ぼす影響の調査」をインターネットで実施した。これによると、「女性上司は部下のやる気を高め、部下からの評価も高い」という分析結果が出た。

   調査では、その会社員自身の性別と上司の性別によって、「男性上司のいる女性」や「女性上司のいる男性」というように4つのグループに分類して、分析を実施した。その結果、「今の仕事が好きであるか」という質問に対して、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合がもっとも高かったのは、「女性上司がいる男性」で63.2%だった。反対に、最も低かったのは「男性上司がいる女性」(54.2%)だった。

   「今の上司の下にいると、やる気になるか」という質問については、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の割合は、「女性上司がいる会社員」が38.4%だったのに対し、「男性上司がいる会社員」は29.4%と10ポイント以上の差が出た。特に「男性上司がいる女性」は25.2%の低水準だった。

管理職の男女比が半々になる日が来てもおかしくない
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   また、女性上司がいる女性は他のグループに比べ、上司を高く評価しているという傾向も明らかになった。「仕事の知識と経験を持ち、能力が高い」「部下の意見を聞いたり、取り入れたりしている」といった項目で、上司を評価している。一方、男性上司のいる女性の3人に1人(33.5%)が、上司に対して「リーダーシップがない」と不満を持っている。

   この結果を受けて、本調査の「まとめと提言」では、「従業員のモチベーション向上と企業の業績向上のためには、女性活用を中心としたダイバーシティ・マネジメントが重要」と結論付けている。

   ダイバーシティ・マネジメントとは、「従業員の多様性を前提としたマネジメント」のこととされる。変化に柔軟に適応できる組織を作るためには、女性や外国人などを受容し活躍できる場を増やしていくべきという考え方だ。係長相当職以上の管理職・役員全体に占める女性の割合は、6.9%(平成18年度厚生労働省)とまだまだ少ないが、より多くの女性を登用することで、職場が活性化する可能性があるといえそうだ。

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