2019年 8月 18日 (日)

パート社員が「宗教の勧誘」に熱心すぎます!

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   不況の影響で、日常生活が受ける打撃が大きくなっている。こういう不安の多い社会では、人間の力を超えた「宗教」に頼りたくなる気持ちが高まってくる人も増えそうだ。あるスーパーでは、同僚に対して熱心に布教するパート社員が現れて、店舗の売上にまで影響が出てしまっているという。

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「何で休憩時間にまで口出し?」と抗議されて・・・

――小売業の人事担当です。当社は都内に食料品のスーパーを数店舗構えていますが、そのうちの1店舗の業績が、ここ数ヶ月で急激に悪化しました。原因を調査したところ、この店のイメージを落とすような噂が出回っていて、お客が店を遠ざけていることが分かりました。

   どうやら噂の元は、以前当社に勤めていたパート社員で、「あそこのスーパーは怪しい宗教を布教している人がいるから行かない方がいい。油断していると買い物中に勧誘されるわよ」と近所に言いふらしているようです。

   そこで社内を調査したところ、半年ほど前に入社した女性パート社員のAさんが、他のパート社員に対してある宗教の勧誘をしていることがわかりました。勤務態度には問題が無いようなのですが、休憩時間になると熱心に布教活動をしています。

   店長には「Aさんと一緒のシフトにしないで下さい」と申し出をする人も現れているようですし、長年勤めているパート社員からも「対応してくれなければ辞めます」と言われています。悪い噂を流した退職者も、しつこく勧誘された末に、嫌気が差して辞めたのだそうです。

   Aさんには勧誘をやめるよう口頭で注意したのですが、「仕事はきちんとやっていますよ! 何で休憩時間にまで口出しされなければならないんですか?」と抗議されてしまいました。しかし、このまま放置しておけば、社員のモチベーションも低下するし、お客も減って店はつぶれてしまうでしょう。どうすればよいのでしょうか――
尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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