【世界一蹴】中国から鉄道に揺られ9時間 「北朝鮮」で見たもの

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   アンニョンハセヨー。ワールドカップ出場32ヶ国を廻る「世界一蹴の旅」をしているヨモケンです。ウズベキスタン、南ア、モンゴルと僕の旅の相方アシシが寄稿してきましたが、今回はわたくし、ヨモケンが担当します。

今回は、なんと北朝鮮編。

>>「世界一蹴の旅 ~ワールドカップ出場32ヶ国周遊~」・記事一覧

国際ホテルの地下には「カジノルーム」も

首都平壌の金日成像の前で日本代表ユニフォームを着て記念撮影した日本人は僕らが初だろう
首都平壌の金日成像の前で日本代表ユニフォームを着て記念撮影した日本人は僕らが初だろう

   北朝鮮もワールドカップアジア最終予選で勝ち残り、来年のワールドカップ本大会(南アフリカ)出場の切符を手にした。そうなると、全ての出場国を訪れることを命題としている僕らとしては、北朝鮮へも行かないわけにはいかなくなってしまった、というのが今回の旅の経緯。

   行くと決まったら早速、中国の旅行代理店を通じて、ビザの申請へ。約1ヶ月の申請期間を経て、無事北朝鮮入国ビザを入手することができた。今回、北朝鮮へは、中国東北部・遼寧省の丹東という街から鉄道で入国。途中、車窓からは、朝鮮戦争でアメリカ軍が爆破した橋の一部が見えた。

<YouTube>緊張の入国シーン

   鉄道に揺られること9時間、無事平壌に到着した僕らを待っていてくれたのは、現地の旅行会社の日本語観光ガイド2名と運転手さん。僕ら2名の観光客に、この3名が3泊4日の旅の間、終始付き添ってくれた。彼らの日本語能力は、ほとんどネイティブだ。

   僕らが宿泊したホテルは「羊角島ホテル」という4つ星クラスの国際ホテル。フロントもレストランのスタッフも英語が通じる。中国からの観光客がほとんどのため、中国語を話すスタッフも多い。

   ホテルの地下には、なんとカジノまで存在した。ラスベガスやマカオのカジノのイメージとは異なり少し古めかしい感じはするが、この社会主義国の意外な一面も垣間見えることができた。

彼らは「平和的な方法での半島統一」を心から願っている?

   今回のツアーには、韓国(北朝鮮人は韓国を「南朝鮮」と呼ぶ)との国境線にある板門店、一糸乱れぬマスゲームで有名な「アリラン祭」をメインに、平壌市内観光などが含まれている。

<YouTube>迫力の「アリラン祭」

   高価なツアー代金を払っていることもあるが、出される食事の多くは舌鼓を打つほどの絶品。観光地各所で対応してくれる現地ガイドの親切ぶりにも、まったく驚かされる。決して関係が良いとは言えない日本から来た2人組を、厚くもてなしてくれた。

   現地ガイドにより、すべて計画されている場所へ通されるため、北朝鮮の真実を全て見たとは言い難いが、日本のメディアを通して感じてきたイメージとはだいぶ異なる印象を受けた。

   例えば、現地の人と話していると、自然と朝鮮半島の歴史や現状に触れることが多くなるが、会話の節々から感じ取られるのは、彼らは韓国の同胞を敵対視しておらず、平和的な方法で半島が統一できることを心から願っているということだ。

   僕たちは常に「メディアを通じた間接的な情報だけでなく、自分の眼で見て、耳で聞き、肌で感じてから物事を判断すべき」と考えている。この体験を踏まえて、これからも世界中のさまざまなニュース、事象について複眼的に見ていこう、という感を新たにした。

   とは言え、昨今の日本と北朝鮮の情勢を鑑みると、皆でこぞって北朝鮮へ行ってみよう!とオススメすることはできないが・・・。ブログには他にも、電車の中で見ず知らずの北朝鮮人にハイネケンをごちそうになっている記事などをアシシが書いているので、お時間のある人はそちらもご覧下さい。

ヨモケン@平壌(いまはオランダにいます)

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サッカー日本代表が出場する国際大会に毎年参加するコアサポーター(写真左)。本名、村上敦伺(あつし)。1977年生まれ、札幌市出身。職業はフリーランスの経営コンサルタント。元同僚の四方健太郎(写真右)とともにサッカー南アW杯出場32か国を2年間かけて訪問し、『世界一蹴の旅』(双葉社刊)を上梓。「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを2006年から継続中。ツイッター @4JPN
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