「ビジネス書」を多く読む人は年収も高い 「本嫌い」はどうする?

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   調査によると、年収が高い人は年10冊以上のビジネス書を読む割合が高いことが分かった。あるIT企業の社長は、20代のうちはビジネス書を読むと仕事の成果を上げやすいとして、読み方のコツを披露している。

年間10冊以上 「年収500万円以上」では「500万円未満」の3倍

「本」ならではのメリットも多い
「本」ならではのメリットも多い

   転職支援会社のリクルートエージェントは2009年10月26日、調査会社のインテージと共同で「過去1年間に読んだビジネス書に関する調査」を発表した。回答者は全国の20代・30代のビジネスパーソン1064名。

   これによると、回答者の48%は年間で1冊以上のビジネス書を読んでおり、平均冊数は3.1冊という結果となった。職種別に見ると、もっともビジネス書を読んでいるのは企画職(広告宣伝・販売促進・マーケティング)で、78%の人が年1冊以上読んでおり、平均冊数は5.2冊だった。

   年収別に見ると、年10冊以上読む人は、年収500万円未満の人では7%にとどまったのに対し、年収500万円以上の人では20%と約3倍にもなった。また、年間で1冊もビジネス書を読まない人は、500万円未満では半数以上の56%に上った(500万円以上では36%)。

   ビジネス書を読むかどうか、都内大手企業の50代の管理職に聞いたところ、「若い頃は月に何冊も読んだが、いまはあまり読まない」と答えてくれた。

「新しい経営手法やマーケティング理論の本が毎年出るけど、基本的な理論の焼き直しだったり、瑣末な部分の方法論に過ぎなかったりして、自社で使えるものは多くない。責任が重くなるにつれて、他人と話をして情報を集めたり、解決策を自分の頭で論理的に組み立てることが増えた。自分の判断を、本のせいにするわけにはいかないし」

目次を熟読し「仮説」を立てて読み始めると頭に入りやすい

   一方、IT企業・ロケットスタートの社長を務めるけんすう(古川健介)さんは、自らのブログで「頭が悪い人向けの、ビジネス書の読み方」を披露している。そこでは「20代くらいでやる仕事はだいたいビジネス書から得た知識でも成果があげやすい」として、馬鹿でもできる(?)ビジネス書の読み方10か条を提唱している。

1:もくじを熟読
2:著者欄を熟読
3:ネットとかでその本について調べてレビューを読む
4:どんないいことが書かれているか仮説を立ててどっかに書いておく
5:1時間で読み切るぞと時間を計って読む(電車を降りるまで、とか決めてもOK)
6:ぐわって仮説で立てた個所がないか探しながらざっと全体を「眺める」
7:関係ありそうなところがあれば本のはしを追っておく
8:関係ありそうなところは熟読
9:読み終わったらもうその本は捨てちゃう。
10:その本から何を得たかどっかに書いておく。書かなくても頭の中で考えておく

   けんすうさんによると、「だいたいこれだけで本の中の8割のエッセンスはとれます」とのこと。忙しい人や本を読むのが苦手な人は、1冊読んだからには何らかの結論を得ておきたいし、具体的なアクションにもつなげたいところだ。そういう人には、頭から読んで途中で挫折するよりも、ずっと効果が上がりそうだ。

   また「仕事ができない人の特徴を見ていると、多くの人がビジネス書を読んでいない」とも言っている。今年まだ0冊だという人は、この10か条を使って、残りの2ヶ月で追い上げを図ってみてはどうだろうか。

単行本・新書・文庫本どのくらい読みますか?(ビジネス書以外でもOK)
本は読まない
年に1~5冊程度
月に1冊程度
月に2~5冊程度
月に6冊以上
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