2024年 4月 20日 (土)

「会社員の方が幸せだったかなぁ」 フリーランスを続けるのは何のため?

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   こんにちは。カピィのフジモト&オオハシです。

   今回もフリーランス女性からの質問にお答えします!

Q:フリーランスになって5年。独立したての頃は、収入が減っても「フリーランス」であるという誇りがあったから、みじめな気分になることはありませんでした。
   ところが最近は不況で仕事が極端に減ってしまい、生活費を稼ぐのがやっと。誇りを感じる余裕もなく、必死で不安な毎日。会社員の方が幸せだったかなぁ…と思うことも。フリーランスを続ける意義がわからなくなってしまいました。

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「仕事で金を稼がない」ぐらいの気概が心の安定を生む!?

仕事で金を稼がないぐらいの「気概」というか「達観」が必要だ
仕事で金を稼がないぐらいの「気概」というか「達観」が必要だ

A:「収入が不安定」というのは、フリーランスの永遠の悩み。どうしたらこの不安をなくせるのでしょうか。先日、この悩みに関して「その発想はなかったわ」と思わされる記事を目にしたので、ご紹介します。

   作家の宮田珠己さんの7月19日(日)のブログです。宮田さんも作家という特殊な職業ではありますが、フリーランスという立場。同じフリーランスとして働く従妹から「仕事が入らないと不安で頭がおかしくなる。そういうとき、どうやって乗り越えているの?」と聞かれました。宮田さんは「うわあ、仕事がない!と頭を抱えるだけだ」と思うそうですが、続けて、フリーランスの心構えについて考えを述べています。

   結論としては「社員のときと同じ土俵で戦っても、惨めになるだけ。仕事で金を稼がないぐらいの気概というか達観が必要。仕事=道楽と考え、それを続けるためにはバイトも厭わないという逆転の発想が心の安定を生むのでは」というお話でした。

   例えば作家の場合は、収入が途絶えても「これを書きたいんだ!」という夢や強い意思があるから、攻めの気持ちを保てる。「仕事がない」「収入が途絶える」というフリーランスに当然起こりうる状況に対面しても、それが第一目的ではないので迷うことはない。

   稼ぐために働くという感覚でいるから行き詰るのだ。逆に、稼くぞ!という発想を捨て、仕事は道楽なのだと思えばいい(でも、もらえるものはもらっとく!というスタンスで)ということを宮田さんは述べていました。

アルバイトをしてでも「好きなこと」でフリーランスを続けたいか

   それは極論だよ、という意見もあるかもしれませんが、永遠の心の安定を物理的に得たいならば、一生遊んで暮らせるだけのお金を稼ぐしかありません。それができないなら、確かに宮田さんの言うように発想を変えるしかないでしょう。

   もしくは「安定収入を得られる生活」の方が自分のスタンスや今の状況に適していると思うなら、フリーランスを(一時的にでも)降りるという選択肢もあり得ると思います。宮田さんが言うように「バイトをしてでも続けたいか」という分かりやすい基準で考えると、決断しやすいかもしれませんね。

   マイナスではなく「プラスの方向に進むぞ!」という気概を持って、自分の正直な気持ちを確かめてみること。長いフリーランス人生、気分が上がるときも下がるときもあるでしょうから、そのような強い決断をして軸を決めてしまった方が後々、楽なのかもしれません。

フジモト&オオハシ

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元同僚の女性プランナー2人がフリーランスを経て、2006年に企画制作会社カピィを設立。「女性とライフスタイル」をテーマに、商品企画や販促ツールの制作、女性向けクルマ情報サイト「CarTime」の運営などを行っている。渋谷でフリーランス女性のランチ会を毎月開催、mixiのコミュニティ「フリーランスの女」に500人以上を集める。腕一本で仕事するユニークな女性たちのネットワークを駆使し、日々さまざまなプロジェクトに奔走中。
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