上司と部下の「飲みニケーション」ギャップはどこにある?

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   「飲みニケーション」というと、上司に強引に連れて行かれ、飲みたくもない酒を飲まされ、聞きたくもない話を聞かされるというイメージを持っている人もいるだろう。でも、お酒があってもなくても、基本はコミュニケーションだ。大人の社交と考えて、うまく立ち回る最低限のテクニックを身につけておきたい。

世間話の合言葉は「テキドニセイリスベシ」?

「ド」は道楽・趣味、「ニ」はニュース
「ド」は道楽・趣味、「ニ」はニュース

   リクルートエージェントは2009年12月8日、インテージと共同で行った「飲みニケーション」に関する調査結果を発表した。回答者は、全国の20代・30代のビジネスパーソン1403人。それによると、「部下が上司に聞きたい話」と「上司が部下によくする話」に、ややギャップがあることが分かった。

   回答者のうち、非管理職(課長補佐・代理以下)の1100人に対し、飲みに行くとき「上司に聞きたい話」を聞いたところ、1位は「世間話」、2位は「自分の仕事に対するアドバイス」、3位は「上司の仕事に対する考え方、将来の夢」と「会社の方向性・今後の事業戦略など」となった。

   一方、管理職(課長職以上)の303人に「部下によくする話」を尋ねたところ、1位は「世間話」、2位は「自分・上司の家族・趣味などプライベートな話」、3位は「部下の仕事に対するアドバイス」という結果となった。

   なお、「世間話」とは、世の中の出来事をネタにした雑談、という意味だが、水商売の世界では「テキドニセイリスベシ」という合言葉があるそうだ(「なぜなにぶろぐ」)。例えば「テ」はテレビ、「キ」は気候・天気、「ド」は道楽・趣味、「ニ」はニュース、といった意味らしい。

「上司の家族や趣味の話題」は便利に使えるツール

   「世間話」や「部下の仕事に対するアドバイス」などは、上司・部下ともに上位となっており、あまりギャップはなさそうだ。ただし、部下が聞きたがっている「上司の仕事に対する考え方、将来の夢」については、上司はよく話をしているとは言えない。

   また、上司が「自分の家族・趣味などプライベートな話」を部下によくしているのに対して、部下の関心度の順位は低い。部下の側からすると「今後の仕事のビジョンはもっと聞きたいが、上司のプライベートの話はもういい」ということになるだろう。

   この結果を見た40代の男性会社員は、自らの20代を振り返ってコメントしてくれた。

「自分が若い頃は、管理職の飲み会によく連れて行ってもらった。気持ちよくおごってもらうために、まずは奥さんや子どもの話を振り、盛り上がってもらってから、会社や仕事の話を聞きだしたものだ。関心はなくても、上司は意外とプライベートな話をしたがるということを知っておくと、話題に詰まったときに使えるものだ」
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