ツイッター社長の「年頭所感」 政府への注文も

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   2009年にユーザーが爆発的に増加した、ミニブログサービスの「ツイッター」。各企業では、広報やマーケティングにどう活用していくか議論されているところだが、すでに自ら「新年のつぶやき」を流している社長もいる。

楽天・三木谷社長「規制改革無くして国の発展なし」

   新聞各紙には毎年、大手企業の「年頭所感」が掲載されているが、会社の公式な見解であり、紙面の都合もあって内容がかなり制限されている。しかし2010年はIT系の企業を中心に、自ら「生の声」をツイッターで流す社長が現れ、ネット上で注目されている。

   楽天の三木谷浩史社長()は、2010年1月1日のつぶやきで、

「規制改革無くして国の発展なし。規制改革は金がかからない。今の政治家はパッションが足りない」
「自民党支持ではないですが、現政権にはかなりの失望感は否めないです」

と、2万5千人を超えるフォロワーに向けて、辛口の発言を連発。三木谷社長への質問や意見に対してもコメントを返している。

   ライフネット生命の出口治明社長()は、キヤノンマーケティングジャパンが2011年春入社の新卒採用活動を2010年8月まで延期すると報じられたのを受けて、

「ライフネット生命と同じようなことを考えている会社を発見!当社の採用選考は、4年生の5月以降の予定。学生の本分は勉強することにあるのだから」

と1月6日につぶやいている。経営者自身の価値観が現れたつぶやきは、その企業を深く理解したい消費者や就活学生に歓迎されるだろう。

グループ全社員2万人に呼びかけた孫社長

   ソフトバンクの孫正義社長()は、2009年のクリスマスイブに最初のつぶやきを投稿。大晦日にNHKの「紅白歌合戦」を見ながら、

「Funky Monky BabyのHeroは、本当に涙が溢れて止まらなかった。年取って涙もろくなっただけかなあ」

と、意外な素顔を見せたり、年明けには4万7千人のフォロワーに向けて、

「名を残さなくても百年、二百年後の人々に喜ばれる事を成したい」

と信条を述べるなど、ツイッターを積極的に利用している。愛用の携帯電話をジップロック(食品保存用のポリ袋)に入れて、入浴中に操作するときもある様子だ。

   孫社長は、2010年6月の株主総会で、今後30年間のビジョンを示すことを予告している。これに向けて、ソフトバンクグループの全社員2万人にツイッターの利用を命じ、「志を共有する多くの皆さんの意見を取り入れたいのでつぶやいてみてください」と呼びかけている。社員は順次、利用を始めているようだ。

   なお、鳩山首相のツイッター利用に対し、自民党などから批判が挙がっているが、孫社長は、

「忙しい人ほど、脳の働きをさらに拡張したい人ほどtwitterを活用すべきでしょう」

として、「ツイッターをすべきではない」という意見に反対の考えを表明している。

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