2019年 9月 21日 (土)

生活費目当て? 部下が勝手に残業しています

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   先行きが見えない中で、どの会社も新卒の採用を絞り込んでいる。その分、社員により働いてもらっているのが現状だろう。ある会社の人事には、熱心に働いてくれるのはよいが、残業代が予想以上に多額になっている社員について相談が持ち込まれた。

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「帰れ」といっても帰らない。急ぎの仕事でないのに・・・

――小売業の人事です。経理課長から、部下の働き方について相談を受けています。話によると、入社3年目のA君が熱心に残業をしているのだそうです。特にここ数か月は、だいぶ長時間にわたって会社に残っている様子。
   課長に提出する残業表には、平日は午後11時過ぎが連日、休みの日も出社しています。仕事熱心なことはよいと思うのですが、課長は不満なようです。

「ある日、夜の会議を終えて帰ってきたら、A君が残業していたので仕事の様子を覗いたんです。すると今日やらなくてもいい仕事をしていたので、今日はもう帰ったらと言ったんですが、『いや、まだ終わってないんで』と言って帰らないんですよ」
   また、課長が心配しているのは、残業代のこと。A君の残業代を調べると、部の中でも飛び抜けています。当社は残業代の支払い漏れがないよう徹底しているので、経理部はA君の報告をそのまま人事に提出しており、毎月多くの金額が支払われています。
   同僚であるA君の先輩に聞いたところ、A君が「うちの会社は残業が全部出るからいいですよね」と言っているのを聞いたことがあるそうです。
「あいつは、休日出勤するほどの仕事を抱えていないでしょう。生活費稼ぎの残業じゃないですか」
   ただ、入社3年目くらいなら、仕事はまだ早くないし、やればやるほど楽しくなる時期ではあると思います。研究熱心で仕事に没頭しやすい性格というところもあるようです。こういう社員には、どう対処したらよいのでしょうか――

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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