フリーランスの仕事 「私って、ムダに頑張りすぎてる?」

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   こんにちは。カピィのフジモト&オオハシです。

   今回もフリーランス女性からの質問にお答えします!

Q:フリーランスで仕事をしています。自分で言うのもなんですが、凝り性というか完ぺき主義というか、手を抜けないんです。ついつい求められる以上に頑張ってしまって・・・。
   クライアントが喜んでくれるのは嬉しいのですが、時々ハッと我に返って「ただの自己満足?」と思う瞬間も。もう少し要領よくこなすべき?!

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「自分が納得できる仕事を」それがプロ意識

新たな視点を与えてくれる人との仕事は刺激的
新たな視点を与えてくれる人との仕事は刺激的

A:発注者が期待する以上のものを、アウトプットし続けるなんてすばらしい。 ご質問だけでは、どんなお仕事内容かわかりませんが、腕一本で仕事をするフリーランスの鏡じゃないですか!

   私の周りで活躍されているフリーランス女性たちは、実力も当然ながら、「仕事への姿勢」にシビれる人ばかり。頼んだことをキッチリこなすだけではなく、自らその枠をはみ出して新たな視点を与えてくれる人との仕事は、本当に刺激的で楽しいものです。 

   彼女たちはたいてい、それが「自分の仕事」であり、「やってあげている」という発想がないですね。どんどん自分で課題を見つけて、頼まれもしない解決策を盛り込んで・・・。いくらそれが自己満足だったとしても、楽しむ余裕すらあったりするわけです。誰かに認められたいというより、自分自身が納得できる仕事をしたい、それがプロの意識なのかもしれません。

ていねいな仕事は受け取る人を元気にする

   ランチ会でたまに「フリーランスにオススメの本は?」という話題になることがあります。そんな時、いつもオススメするのが、働き方研究家・西村佳哲さんの『自分の仕事をつくる』という本。モノづくりの現場ではたらく人のインタビューをまとめた一冊で、登場される方の仕事観(というか、もはや生き様)には学ぶところがたくさんあります。

   「はじめに」の一部をご紹介します。

――私たちは数え切れない他人の「仕事」に囲まれて日々生きているわけだが、ではそれらの仕事は私たちに何を与え、伝えているのだろう?(中略)
   やたらに広告ページの多い雑誌。
   10分程度の内容を一時間枠に水増ししたテレビ番組、などなど。
   様々な仕事が「こんなもんでいいでしょ」という、人を軽くあつかったメッセージを体現している。(中略)
   また一方に、丁寧に時間と心がかけられた仕事がある。(中略)
   このような仕事に触れる時、私たちは嬉しそうな表情をする。なぜ嬉しいのだろう。
   人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」と言うメッセージを、つねに探し求めている生き物だと想う。そして、それが足りなくなると、どんどん元気がなくなり、時には精神のバランスを崩してしまう。
   「こんなもんでいい」と思いながら作られたものは、それを手にする人の存在を否定する。(中略)
   しかし、結果としての仕事に働き方の内実が含まれるのなら、「働き方」が変わることから、世界が変わる可能性もあるのではないか――

   これを読んで耳が痛くなる人と、「そうそう、そうだよね!」と共感できる人がいると思います。今回の相談者さんは、きっと後者ですよね? 自己満足、大いに結構じゃないですか。何より、自分の仕事に誇りが持てること。自分で自分を認められること。それが一番大切だと思いますよ。

フジモト&オオハシ


★西村佳哲さんのワークショップ&トークセッション★

2010年2月13日(土)に東京・神宮前で、働き方研究家・西村佳哲さんの『自分の仕事を考える3日間 Ⅰ』(弘文堂)の刊行を記念して、こんなイベントがあるそうです。トークセッションにはスマイルズの遠山正道さんも登場。自分は何者?と迷えるフリーランスの方は必見! 声が深夜ラジオのように優しくて、お話が深くてホント癒されます。

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元同僚の女性プランナー2人がフリーランスを経て、2006年に企画制作会社カピィを設立。「女性とライフスタイル」をテーマに、商品企画や販促ツールの制作、女性向けクルマ情報サイト「CarTime」の運営などを行っている。渋谷でフリーランス女性のランチ会を毎月開催、mixiのコミュニティ「フリーランスの女」に500人以上を集める。腕一本で仕事するユニークな女性たちのネットワークを駆使し、日々さまざまなプロジェクトに奔走中。
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