09年度の新成人 「能力主義」志向は5人に1人

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   ある調査によると、2009年度に成人を迎えた若者のうち、「職に就けるか不安」と感じている人は約6割に上っていることが分かった。「年功制より能力主義」と答える人も好況時の3分の1にまで減少し、不況下で安定志向を募らせていることがうかがえる。

不況で「努力」報われる気がしない?

過去6年間ですべての項目が最低に(出典:オーネット)
過去6年間ですべての項目が最低に(出典:オーネット)

   結婚情報サービスのオーネットは、2009年度に20歳を迎える「新成人」を対象とした意識調査を発表した。調査対象は、全国の新成人男女800人。

   それによると、「仕事だけの人生はいやだ」と答えた人は59.5%で、ここ6年間で最低となった。06年(91.3%)と比べると31.8ポイントも減少している。一方、「仕事に燃えている人は素敵だと思う」と答えた人は46.1%。06年(87.2%)と比べると41.1ポイントも減少した。

   また、「これからは年功制よりも能力主義に徹したほうがよい」と答えた人も、21.1%で過去最低。05年(65.2%)と比べると44.1ポイント減少。「自分の求める仕事が見つかるまではあきらめない」(21.1%)も、05年と比べて30ポイント近く減っている。

   結局、仕事はそこそこ大事と認めてはいるものの、仕事熱心の生き方に魅力を感じていない。能力主義の徹底には気が進まず、自分の求める仕事へのこだわりも薄い。中途半端にも見えるが、5~6年前の好景気の方が「異常な高揚」だったのかもしれない。

   そもそも「不況で職に就けるか不安」(58.3%)という状況では、とりあえず会社に入って安定した生活を得ることが重要と感じているのだろう。一方で「自分のしたい仕事に就けるよう努力している」と答えた人は37.9%で、06年の水準(60.7%)を大きく下回っている。無気力のような気もするが、不況で自分の努力が報われるような気がせず、夢が持てない状態に置かれているという見方もできるだろう。

   また、ガリバー自動車研究所が2010年春に新社会人となる18~24歳の男女1000人に「将来の目標は?」と尋ねたところ、「課長未満」(「係長」+「役職に就かなくてよい」)と答えた人は46.3%と、ここ3年間で最低となった。「社長」になりたいと答えた人も2008年の11.8%から、7.5%に減少している。

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