2019年 12月 9日 (月)

「お局さん」が新人いじめ? 退職者続出

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社会保険労務士 野崎大輔の視点

業務を洗い出しマニュアル化して引き継ぐ

   せっかく配属した新人が定着しないのは、採用コストなどを考えると会社の大きな損失。ましてや全員がやめてしまうのは尋常ではありません。Aさんに指導法を変えてもらうか、それが難しければ教育担当を外して新しいポジションに挑戦してもらうか、別の部署に異動してもらいましょう。会社の方針に合わないようであれば、退職勧奨をするということも考えられます。

   管理職はローテーションで変わっているのに、同じ部署で同じ仕事を何年も続けているベテラン社員が幅を利かせている職場は、けっこうあるのではないでしょうか。しかし、よほど専門的な仕事でないかぎり、仕事が人に付いてしまう(属人化する)ことは望ましくありません。仕事のやり方を柔軟に改善しにくくなりますし、ミスや不正の温床にもなります。特に事務の仕事では、それが顕著です。Aさんの異動を前提として、仕事の洗い出しと、誰もが引継ぎできるようマニュアル化を図りましょう。管理職はそのプロセスを監視し、何をどうやっているのかくらいは知っておくべきです。

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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