「出世の道具」か「究極の娯楽」か ゴルフにハマる人たち

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   ロイターと調査会社イプソスが世界24カ国の約1万3千人を調査したところ、企業の幹部と交流の機会を持つためにゴルフをする会社員は、インドが40%と最も多いことが分かった。2位以下には中国、インドネシア、サウジアラビアがいずれも33%で続いている。

「昇進に役立つ」中国では2人に1人

「古い」「オヤジくさい」と言われようとも
「古い」「オヤジくさい」と言われようとも

   また、ゴルフが昇進に役立つと思うと答えた人は、全体の15%。もっとも比率の高い国は中国で50%。次いでインド46%、韓国37%、南アフリカ37%など、となった。最低はフランスの9%だった。日本の順位は発表されていない。

   7人に1人がゴルフを昇進の足がかりにしているということについて、イプソスの上級副社長は「おかしいとは思わない」とコメントしている。ともにゴルフをプレーすることを通じて、幹部へ強く印象づけることができるということか。

   この報道に対し、ネット上の反応は冷ややかだ。

「7人に6人は昇進とは関係ないと思ってるんでしょ?」
「ゴルフが昇進に影響するのは新興国。先進国では終わってる」

   業者仲間とゴルフをすると仕事が広がる、と主張する人もいるが、「遊びで完結せずに仕事に結び付ける下心がつまらない」と反論を受けている。個人を尊重するフランスで昇進と関係づける人が少ないのも、そういう理由だろうか。

   2009年にインターワイヤードが実施した調査では、「ゴルフをしている」と答えた人は、練習場だけで楽しむ人を含めても1割未満。「以前はしていたがやめた」と答えた人は26.6%だった。かつて社内外の接待の王道だったゴルフも、いまやだいぶ下火になっているようだ。

   しかし、ゴルフの魅力に取り付かれてしまう人が、日本で根絶したわけではない。Q&Aサイトの「教えて!goo」には、ゴルフの魅力にハマってしまい、「どうにかしてゴルフ熱を抑えたい」という相談が寄せられている。

「ゴルフ道」は計画性と忍耐である

   質問者は24歳の男性会社員。最初は上司に誘われてイヤイヤついていったはずが、打ちっぱなしの練習場に行ったり、ホールを回ったりするうちに、いつの間にか完全にハマってしまったようだ。

   今では仕事中でも、ゴルフのことで頭がいっぱい。職場での話題も、もっぱらゴルフ。ショップでの買い物は一回に数万円に上り、コースに出れば2万円近くの出費がかかる。それでも週末になれば、クラブを持って出かけずにはいられない。

「どうにかしてゴルフ熱を抑えたいのですが、いい方法はないですか?」

   これには、同じ趣味を持つ人たちから「おめでとうございます!」「い~じゃないですか!」と歓迎の声が。11012148さんは、中古クラブを買ったり、雑誌の「特別優待」の抽選に応募したりする節約方法を伝授している。

   autoroさんは自分の経験から、本を読み漁ったり、近所の畑にボールを打ち込んだり、畳の上にパッティングマットを広げるなど、お金をかけずにできる練習法を紹介。ochocochoiさんは、

「お金を無計画に使う者に、計画性や時には耐えることを必要とする『ゴルフ道』を極められるとは思いません!」

と活を入れている。どうしてそこまで熱くなれるのか、部外者にはまったく理解できないところもあるが、仕事や昇進そっちのけで「究極の娯楽」ゴルフの魅力に取り付かれている人がいることは間違いないようだ。

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