2度目の社内結婚を果たす37歳 「苦笑い」の理由

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   大手電機メーカーの開発部門に勤めるAさん。37歳の男性です。このたび、同じ会社のマーケティング部門のBさんと結婚することになりました。新婦は今年25歳、ひとまわりも年下です。うらやましい限りですが、Aさんは「よかったんでしょうかねえ・・・」と苦笑いをしています。

入社1年目で社内表彰、近寄る女性が増えた

2度も女性からアプローチされるなんて
2度も女性からアプローチされるなんて

   実はAさんはバツイチ。それも、同じ会社で知り合った1歳上のCさんと昨年離婚したばかりです。秘書課にいたCさんとは、入社2年目に彼女からのアプローチで交際を始め、翌年には結婚したといいます。

「1年目の終わりに、自分が属していた開発チームが社内表彰されまして、授賞式のときに本社で彼女と知り合ったんです。大学は理系で男ばかりの環境にいたので、急に社内の女性から声をかけられることが増えて驚きました・・・」

   Cさんは仕事を続けつつ、結婚式の日取りや、東京近郊にあるAさんの職場に近い賃貸マンションの契約などを、「これでいいわよね」と手際よく決めていったそうです。

   助かるなあと思いながら仲良く生活していましたが、入社6年目の年が終わるころになって、Cさんの様子が変わっていきました。

「彼女が働く本社までの通勤が辛いといって、都心の高級マンションを買おうと言い出しました。それから、ドイツ製の高級外車も。2人の収入ならローンでなんとか払えると言うので、とりあえず彼女に任せました」

   しかし、転居から半年、彼女は仕事や上司への不満を理由に、突然会社を退職。ローンの支払いもあって毎晩コンビニ弁当を食べながら遅くまで残業するAさんをよそに、Cさんはどこかへ遊び歩いていたようです。

退職した妻の思わぬ行動

   すれ違いのまま年月が過ぎ、Aさんも立派な中堅に。本社マーケティング部門主導のプロジェクトに開発部代表として呼ばれました。本社で開かれる会議に何度か参加しているうちに親しくなったのが、事務局のBさんでした。

   ある日、Aさんは会議のあとBさんに質問され、説明しているうちに遅くなったので食事に誘いました。軽くお酒を飲みながら、どうせ家に帰っても食べるものがないと愚痴を言っていると、Bさんが思いもよらないことを言い始めました。

「あの、Aさんの奥さんって、昔秘書課にいたCさんですよね。うちのD部長、昼間ときどき会社を抜け出すんですが、もしかするとCさんと会っているんじゃないかと思って・・・」

   Bさんには、上司であるD部長のスケジュールが筒抜け。決まった曜日の決まった時間に抜け出すなど、行動が怪しいと思ったBさんは、ある日、思い切ってタクシーでD部長の後をつけてみたのだそうです。

   そこで目撃したのは、D部長がAさんのマンションの近くでタクシーを降り、女性が運転する高級外車に乗り込む様子でした。会社に帰り、親しい先輩にそのことを告げると、彼女も外出先で部長が同じ女性に会っているところを見たとのこと。

「あれ、たぶん秘書課にいたCさんよ、Aさんの奥さんの」

もしかして、またハメられたのか

   Dさんといえば、チョイ悪オヤジのようなバツイチ50代のマーケティング部長。Aさんはビックリしつつも半信半疑でしたが、Bさんに言われるまま、家に帰って「今日、会社でこんな話を聞いたんだけど」と率直に尋ねてみました。

   するとCさんは、怒ったような表情で話を聞いていましたが、驚くほどあっさりD部長との不倫を認めたそうです。

「離婚してもいいけど、マンションと車はもらうから」

   そういうCさんに、Aさんは、「Dさんの部下が、証拠写真を撮ってるみたいなんだ。慰謝料はいらないから」と言って、すぐに出て行ってもらったそうです。D部長の家にでも転がり込んだのでしょうか。

   2度目の社内結婚、めでたしめでたし、と言いたいところですが、どこか話が出来すぎているような気が。「まさかBさん、最初からCさんを追い出すつもりでAさんに近づいたわけじゃないですよね」と冗談めかして言うと、

「さあ、どうでしょうかねえ。でも、そんなことはいいんですよ、どうでも・・・」

とAさんは苦笑い。まあ、本人がよければ、それでいいのですが、この件が彼の会社人生にどう影響を与えるのか、少し気になるところです。

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